『アイアン・スカイ』救世主は、同じくナチスを扱う『イングロリアス・バスターズ』関係者だった!
続編や前日譚の製作が既に決定しているSFアクション『アイアン・スカイ』(9月28日公開)は、製作中に『イングロリアス・バスターズ』(09)の関係者に助けられたという。
『イングロリアス・バスターズ』と言えば、クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット主演で、ナチス狩りのストーリーで話題を博した作品だが、本作と同じくナチスを扱う作品ということから、製作中の悩みや困ったことなど、共通点も多々あったようだ。
今回、『アイアン・スカイ』チームがフィンランドからドイツに衣装などを持ち込む際に、『イングロリアス・バスターズ』の関係者からアドバイスをもらえたという。本作の撮影中、ナチスの勲章や鉤十字を持ち込むには特別許可が必要で、『アイアン・スカイ』側の衣装担当者もしくはドイツ側のプロデューサー経由で、『イングロリアス・バスターズ』の撮影時にも担当した特別書類の作成会社を見つけ、色々とアドバイスをもらったり、書面の手続きをしたりするなど、『イングロリアス・バスターズ』関係者に力を借りたということだ。
フィンランド、ドイツ、オーストラリアの共同製作である本作は、世界中の映画ファンからカンパを募り、その総額が約100万ユーロ(約1億円)にも上った。一般のファンだけでなく、他の有名作品からもこのような形で協力を得られるということは、『アイアン・スカイ』がそれだけ魅力的な作品であるという証なのだ。【Movie Walker】
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