劇場版短編アニメ『ハルのふえ』と同時上映されるのは、あの大人気キャラクターの誕生秘話

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劇場版短編アニメ『ハルのふえ』と同時上映されるのは、あの大人気キャラクターの誕生秘話

可愛らしいデザインと心温まるストーリーで子供たちとその家族に長年愛され続けている人気絵本が原作のテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」。来年で放映&劇場版アニメ25周年というアニバーサリーイヤーを迎える同作だが、劇場版最新作『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』(12)は、22年ぶりに興行収入4億円を突破。興行収入6億6400万円を記録した第2作『それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲』(90)に次ぐ、シリーズ歴代2位の成績を残す快挙を成し遂げた。

そんな大ヒットシリーズの生みの親でもある絵本作家やなせたかし原作の劇場版アニメ『ハルのふえ』が12月1日(土)から公開される。2011年に開催された第24回東京国際映画祭でも招待作品として上映された同作は、森で人間の赤ちゃんを拾ったタヌキのハルが、人間の母親に化けながらパルと名付けた彼を愛情豊かに育てていく姿を温かなタッチで描く感動ストーリー。この短編映画と同時上映されるのが、アンパンマンの誕生秘話を綴る『アンパンマンが生まれた日♪』と『ロボくんとことり』の短編アニメ2作品だ。

特に注目を集めている『アンパンマンが生まれた日♪』は、アンパンマンの創造主でもあるパン職人のジャムおじさんが、アンパンマンを誕生させた時の感動と喜びを音楽に乗せて描くミュージカル風の物語。激しい嵐の日に、パンを喜んでくれる人のことを思いながら、「どこかにお腹を空かしている人がいたら、駆けつけてパンをあげるような、優しい心を持ったアンパンになると良いね」との気持ちを込めてパンを作った時に起きた奇跡とは。

『ロボくんとことり』は、小学校の道徳授業の副読本にも採用された物語で、動けなくなったロボットを助けた小鳥と喉が渇いた小鳥をオアシスに送り届けるロボットの交流を描いたハートフルSFだ。「アンパンマン」のやなせたかしシアターと銘打って同時公開される3タイトルは、アンパンマンファンはもちろん、久々にピュアな涙を流したい大人にもお勧めしたい名作ぞろい。是非、劇場の大スクリーンでその感動を味わってもらいたい。【トライワークス】

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