悪党or正義の味方？あなたはどちらのヴァン・ダムがお好き!?

『エクスペンダブルズ2』(10月20日公開)では、豪華アクションスターたちによる消耗品軍団と対決する悪役ヴィランを演じたジャン＝クロード・ヴァン・ダム。これまでは悪党と戦う正義のヒーローのイメージが強かったものの、意外と悪党ぶりがはまっており、新たな魅力を打ち出した。そんな彼が自身の人気シリーズの最新作では、さらに怖い悪党を演じている。

ベトナム戦争の戦死者たちを改造し、無敵の兵士としてよみがえった“ユニバーサル・ソルジャー”たちが過去の記憶と人間性を取り戻していく姿を描く『ユニバーサル・ソルジャー』(92)。そのシリーズ最新作となる『ユニバーサル・ソルジャー殺戮の黙示録』(11月3日公開)でヴァン・ダムは“ユニバーサル・ソルジャー”を演じているのだが、今回は何と悪役なのだ。

何者かに妻子を殺された主人公ジョンの復讐劇というのが今回の物語で、その何者こそが、これまでにもヴァン・ダムが演じてきた“ユニバーサル・ソルジャー”のリュックなのだ。軍のコントロールから逃れ、新世代の“ユニバーサル・ソルジャー”を率いるリーダーとなったリュックは、スキンヘッドになって相手を威嚇するかのようなビジュアルに！

アクションは、と言うと、主人公ジョンを演じるスコット・アドキンス(『エクスペンダブルズ2』ではヴィランの右腕ヘクター役)と比べると控えめだが、キレのある動きを見せてくれる。そんな悪党なヴァン・ダムなんて嫌だという人には、元傭兵で非合法の問題を解決する凄腕トラブルシューターに扮した『ハード・ソルジャー炎の奪還』(11月17日公開)もあるので、お好みのヴァン・ダムを選んで見てみてはいかがだろうか。【トライワークス】