ビヨンセ夫妻、愛娘の名前の商標権争いに負ける
2012年1月に生まれたばかりの娘、ブルー・アイビーの名前を商標出願していたビヨンセとジェイ・Zが、小さなウェディングプランニングの会社に同名の商標権を奪われた、とニューヨーク・デイリー・ニュースなど複数のメディアが伝えている。
夫妻は、ブルー・アイビーの名前をブランド名にして、ベビー服やベビー用品の製造・販売を行う予定で商標出願していたと伝えられており、自分たちの子供の名前を利用して自社製品を売ろうとする企業が、勝手にブルー・アイビーの名前を使うことを阻止する目的もあったという。
しかし、米国特許商標局は、ショービズ界で最も有力なカップルの一つであるビヨンセ夫妻ではなく、ボストンで細々とビジネスを行っているウェディングプランニング会社に“ブルー・アイビー”の商標権を付与した。2009年に同社を設立したヴェロニカ・アレクサンドラは、ビヨンセとジェイ・Zが自分たちの子供をブルー・アイビーと名づけ、その名前の商標出願を行ったと知り、自分も商標出願を行って彼らと争わねばならない立場に追い込まれたという。「私の会社は2009年からブルー・アイビーという社名を使っています。その名前を思いついたのは私です。もし、彼らが商標権を勝ち取れば、私の会社はその名を使うことはできません。社名を守ることは、私にとって、とても重要でした。私たちはウェディング・プランニングの会社として成功していますし、今後もそうありたいと思っているからです」と語っている。
しかし、ヴェロニカは、ビジネスウーマンらしく、ビヨンセとジェイ・Zが商標権を買収するつもりなら、オファーは考慮するつもりのようで、「もしビヨンセとジェイ・Zが買収したいというなら、私はオファーを歓迎します」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】