ロボット化したヒトラーがUFOで進撃!?今度は地球の中心で宣戦布告

ヨーロッパ全土で大ヒットを記録し、次いで日本でも立ち見や多くのリピーターを出すほどに熱狂的な人気を得ている映画『アイアン・スカイ』(公開中)。「ナチスが月から攻めてくる」という奇抜な設定だけに終わらず、現代の政治風刺までを盛り込んだエンターテインメント性の高い作品として、公開から1ヶ月が経過した今も話題の作品だ。

そんな『アイアン・スカイ』のヒットに続くように、またまた衝撃の作品が登場した。11月2日(金)にDVDが発売されるSFアクション『ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース』は、宇宙ではなく「ナチスが地中から攻めてくる」というストーリーなのだ。これにはかつて、宇宙から地球滅亡の危機が迫り来る『アルマゲドン』(98)の大ヒット後、真逆の方向である地球内部から危機が訪れる『ザ・コア』(03)が公開されたことを思い出す方も多いのではないだろうか？

『ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース』の最大の見どころは、現代によみがえったヒトラーの姿。復活したは良いものの、頭部以外は全て機械というサイボーグ状態で登場し、その外見はまるで『トイ・ストーリー』シリーズのバズ・ライトイヤーのよう。部下から敬礼されれば、関節をガシャガシャと動かしてまで返礼を忘れないのは流石だ。また、あの特徴的なヒトラーの演説は健在で、ジェスチャーを交えて熱い演説を披露するのだ。ボディには特殊な武器が仕掛けてあり、兵士としても超一流。あっという間に人間の首を切り落とす素早さも兼ね備えている。

そんなロボット化したヒトラー率いるナチスの地下帝国と、地上世界が戦いを繰り広げる本作。ヒトラーだけでなく、舞台が南極の地中のはずなのに円盤型の戦闘機が登場したり、ナチスの軍隊だけ全員ガスマスクをしていたりと、もう何が何だかわからない、はちゃめちゃな展開と強烈すぎるビジュアルは、一度見たら頭から離れないだろう。『アイアン・スカイ』にはまった方は、こちらも是非見てもらいたい。【トライワークス】