『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクが22年ぶりに来日、マイケル・J・フォックスを語る
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのクリストファー・ロイドが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(89)でのプロモーショ以来、22年ぶり、2度目の来日。現在74歳となったクリストファー・ロイドは、11月23日(祝)から25日(日)まで行われるイベント「ハリウッド・コレクターズ・コンベンション」でサイン会や撮影会を行う。本イベントに先立ち、11月19日に椿山荘で行われた来日記者会見に出席した。
『カッコーの巣の上で』(75)で脚光を浴び、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクこと、エメット・ブラウン博士役で大ブレイク、『アダムス・ファミリー』シリーズでも活躍したクリストファー・ロイド。近作では、『ピラニア3D』(10)や『ピラニア リターンズ』(12)などに出演。彼はこれまでのキャリアを振り返って、「色々な役を演じた40年間は、とても勉強になったよ」と謙虚に語った。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で共演したマイケル・J・フォックスとの撮影エピソードも振り返ってくれた。「実はPART1で、マーティ役は6週間、別の俳優が演じていたんだ。それで突然降板し、マイケルに変わったんだけど、彼はろくにリハーサルもしないまま、自然に役に入り込んでいた。それで本作で一気にスターダムに上がったね。彼は若い頃からパーキンソン病を患ったのはご存知のとおりだが、その後もマイケル・J・フォックスであり続けた。最近もテレビシリーズに出演したり、パーキンソン病のための研究助成活動を続けている。今も俳優を続け、努力し続けているところがすごいと思うよ」。
日本ヘは家族と来日したというクリストファー・ロイド。行きたい場所を尋ねると、「子供が後楽園のジェットコースターに乗りたいと言っていたので、連れていかないとね」と楽しそうに答えた。また、寿司が好きということで、「ホテルでお寿司を食べて美味しかったよ」とも語ってくれた。
後日開催されるコンベンションについて、「コンベンションでは、ファンと直接会えるから、いろんな影響を与えることができる。ファンとの交流は大事だし、とても楽しいよ」と笑顔でコメント。ドクのように大らかな人柄が伝わってくる会見だった。【取材・文/山崎伸子】