大人も虜にする国民的人気アニメ「ONE PIECE」の魅力とは?

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大人も虜にする国民的人気アニメ「ONE PIECE」の魅力とは?

週刊少年ジャンプでの連載開始から15周年を迎えた人気コミック「ONE PIECE」。最新68巻までのコミックス累計発行部数は2億8000万部を超え、67巻では初版発行部数405万部という日本記録を達成しただけでなく、1999年から放送を開始したアニメは最高視聴率16.3%を叩き出すなど、様々なメディアで名実と共に王者の地位を築き上げたタイトルとして知られている。

もちろん、劇場版アニメも軒並みヒットを記録し、テレビシリーズ10周年記念作『ワンピース ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(09)では、原作者の尾田栄一郎が製作総指揮を務めたことも手伝い、公開2日間で興行収入10億3800万円を突破するなど、数々の伝説を残した。それから3年の時を経た12月15日(土)、遂に待望の劇場版最新作『ONE PIECE FILM Z』が公開される。

種々の記録を打ち立ててきた「ONE PIECE」だが、その魅力は何と言っても熱いキャラクターと、彼らが紡ぎ出す感動のドラマだろう。幼い頃に腕を失いながらも自分を海王類から救ってくれた憧れの存在、赤髪のシャンクスから預かっている麦わら帽子を返すため、海賊王になることを夢見る少年ルフィ。普段はお調子者で思ったことはすぐに口に出すなど、まだまだ少年らしい彼が、大切な仲間が傷つけられたり、その信念や夢が奪われそうになった時には命懸けで敵に戦いを挑んでいく。その男気に、男性ファンは幼い頃に憧れていた理想のヒーロー像を見出し、女性たちは普段の少年っぽさとのギャップに胸をときめかせるのだ。

そんなルフィの仲間となるのが、剣士ロロノア・ゾロ、航海士ナミ、狙撃手ウソップ、料理人サンジ、船医チョッパー、考古学者ロビン、船大工フランキー、音楽家ブルックというキャラクターたちだ。しかし、彼らが“麦わらの一味”に加わるまでの物語は涙なくしては見ることができない物語ばかり。特に人気No.1キャラクターのチョッパーが恩人との別れを乗り越えて、ルフィたちと新たな道を選ぶ姿を描いたエピソードはテレビアニメ化の後、『ワンピース エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』(08)として映画化もされ、第32回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、高い評価を得たことでも知られている。

人気放送作家の鈴木おさむらヒットメーカーを新たに迎え、総合プロデューサーを務める尾田栄一郎が最新作で描くのはコミック連載当初から変わらない、夢を持ち続けること、信念を守ること、仲間を信じることの大切さ。何かに一生懸命になることが「恥ずかしい」ととらえられがちな現代日本に生きる人々に、忘れてはいけない熱さを思い出させてくれる夢と冒険の海洋ロマン。その魅力を是非ともスクリーンで味わってもらいたい。【トライワークス】

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