キャサリン妃、双子を授かった?王位継承問題で英国は大騒ぎ
第一子妊娠を発表したキャサリン妃は、重いつわりのために入院中だが、「妊娠悪阻といわれるこの症状でも点滴が必要になるほど重いものは双子を授かった妊婦に多い」と医療関係者らが指摘しているため、英国は双子懐妊説に沸いている。
しかし、そうなってくると王位継承問題はどうなるのか、という話題で英国メディアは大騒ぎになっており、英国では王位継承法の改正により、性別には関係なく、第一子が王位継承で優先されるが、双子の場合にはどちらが年長と見なされるのかが微妙になってくる。
英紙デイリー・メイルによれば、英国王室では、これまで王位継承者が双子という前例はなかったが、2011年に改正された王位継承法で、第一子が「ファースト・ボーン・チャイルド」という言葉で表現されているので、双子の場合には最初に胎内から出て来た子供が第一子になるという。しかし、問題はキャサリン妃が帝王切開で子供を産んだ場合だ。
「もし、キャサリン妃が帝王切開で双子を出産した場合、チャールズ皇太子、ウィリアム王子についで王位継承順位3位になるのは、医師が最初に取り出した子供になるでしょう。帝王切開の手術を行っている産科医が、突然どちらを先に出すか議論するという状況は考えにくいし、できるだけ安全に素早く取り出すことになるでしょう。医師は一番近くにいた方を先に出すでしょうし、赤ん坊は動き回っていますから、実際には自分たちで決めているようなものです」と、王室の慣習の専門家であるウィリアム・ハンソンがデイリー・メイル紙に語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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