『LOOPER』構想10年の脚本とキャストの魅力に竹中直人らが絶賛!
ブルース・ウィリス、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット共演のSFアクション『LOOPER ルーパー』(2012年1月12日公開)。本作の日本公開を前に、一足先に本作を鑑賞した著名人や映画評論家からコメントが届いた。
9月28日に全米公開された本作は、北米で興収約6500万ドル、世界興収約1億6400万ドルを記録し、製作費3000万ドルのSF映画としては異例のヒットとなった(BOX OFFICE調べ)。本作は公開後の口コミとレビューでも高評価を得て、有名レビューサイトRotten Tomatoesでは、94点の高得点を記録した。
本作は、30年後からタイムループしてきた標的を抹殺する暗殺者ルーパーのジョー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)のもとに30年後の自分(ブルース・ウィリス)が送られてきたことで、現代の自分と未来の自分が起こす戦いを描き出したSFアクションだ。
キャストの演技力はもちろんのこと、よく練られた脚本が好評価のポイントとなっているようで、「素晴らしい映画だった!もう本当にびっくりだ!どうしたらこんな物語が創れるのか!?俳優陣の演技にも圧倒!監督のセンスに驚嘆!ただのSF映画じゃない!愛に満ちあふれた映画なのだ!」(竹中直人)、「タイムトラベル物はいかにストーリーテリングからその齟齬を忘れさせることが出来るかどうかが鍵だ。その点LOOPERはラストぶったまげた。全てを忘れることが出来る!撃ちぬかれた。オモシロイ!」(水道橋博士)、「ちょっと気になるB級映画でスタートしたはずが、見終ったら超A級映画に大化け。このルックとギャップの心地よさで本年度No.1映画。いやー、本当に見逃さなくて良かった」(曽利文彦監督)などのコメントが寄せられている。
本作の構想が生まれたのは2003年。ライアン・ジョンソン監督の長編デビュー作であり、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演の『BRICK ブリック』(07)の撮影中だという。ジョゼフは「彼から構想を聞いたのは撮影の直後。普通、俳優というのは、撮影開始の数ヶ月前に脚本をもらうものだから、発展の過程にずっと関われるのは稀なんだ。これは特別なことだと思うし、パーソナルに感じるよ」と振り返る。その後、ジョゼフの主演を想定して本作が完成した。ジョゼフは製作総指揮も務めており、「誰かが自分のために主人公を書いてくれたなんて、僕にとって初めてのこと。そんなキャラクターを演じるのはとても光栄なことだと興奮したよ」と語っている。
10年の時を経て完成した本作には、今までなかったSF映画としても大いに期待がかかる。なお、著名人コメントは映画公式サイトや劇場で配布される冊子に掲載される予定だ。【Movie Walker】