キャサリン妃、いたずら電話をつないだ看護師自殺に「深い悲しみ」
キャサリン妃が入院していた病院に、オーストラリアのラジオ番組がいたずら電話をかけた事件で、電話を取った看護師が12月7日の朝に自殺したことが明らかになり、英国に深い衝撃が走っている。
この看護師は、キャサリン妃の病状について電話で話した看護師ではなく、最初に電話を取って病棟につないだ女性だった。オーストラリアからいたずら電話がかかってきた時間帯は、英国時間で朝5時半だったため、病院の受付担当は勤務しておらず、看護師が電話に出ていたという。ジャシンタ・サルダーナさんと名前も公表された46歳のこの女性は、キング・エドワード7世病院に4年勤めていたそうで、ふたりの子供を持つ母親でもあった、とBBCニュースが伝えている。「何百人もの患者をひたむきに看護してきた一流の看護師だった」と病院の代表は語っている。病院側は、いたずら電話を受けた看護師たちを処罰したということはなく、逆にサポートしてきたという。
キャサリン妃とウィリアム王子は、ジャシンタさんの急死の報せに、「深い悲しみを感じている」そうで、「(キャサリン妃は)病院の全てのスタッフから、常に手厚い看護を受けました。この悲しい報せを受け、キャサリン妃とウィリアム王子の心は、ジャシンタ・サルダーナさんのご家族や友人、同僚の方々と共にあります」という声明を王室側は発表した。
一方、エリザベス女王とチャールズ皇太子の声真似でオーストラリアから病院に電話をかけたオーストラリアのDJたちは、ラジオで放送された“いたずら電話コーナー”のテープを自分たちのツイッターにも投稿し、「最も簡単だったいたずら電話」と自慢していたが、この報道を受け、降板させられた、とBBCニュースは伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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