アデルの主題歌が007のジンクスを断ち切る?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
アデルの主題歌が007のジンクスを断ち切る?

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アデルの主題歌が007のジンクスを断ち切る?

アデルが歌う『007 スカイフォール』(公開中)の主題歌「スカイフォール」が、アカデミー賞の歌曲賞ノミネートで失格扱いにされないことが判明し、「007シリーズの主題歌はアカデミー賞が獲れない」というジンクスを断ち切るのではないかと話題になっている。

アデルの「スカイフォール」には、間奏部分で「ジェームズ・ボンドのテーマ」の一部が使われているため、オリジナルの楽曲とは見なされず、アカデミー賞のノミネート対象から外されるのではないかという見方もあった。しかし、映画芸術科学アカデミーが発表したノミネート対象の楽曲のリストに同曲が入っていることが判明し、関係者はほっと胸をなで下ろしているようだ。

他にリスト入りしている楽曲には、『レ・ミゼラブル』の「Suddenly」や、『ケイティ・ペリー パート・オブ・ミー3D』(12)で使われたケイティ・ペリーの「Wide Awake」などがあり、クエンティン・タランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がれざる者』(2013年3月1日公開)からは「100 Black Coffins」「Who Did That To You?」「Ancora Qui」「Freedom」の4曲が入っており、この部門での最多ノミネーションを獲得する可能性もある。

今年、製作50周年を迎えた007シリーズでは、これまで3曲の主題歌がアカデミー賞にノミネートされている。ポール・マッカートニー&ウィングスの「Live And Let Die」、カーリー・サイモンの「Nobody Does It Better」、シーナ・イーストンの「For Your Eyes Only」と、3曲とも1970年代から1980年代にかけて大ヒットした曲だが、いずれもノミネートのみで終わっている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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