ビンラディン殺害の中心にいた女性CIA局員にフォーカス!オスカー筆頭候補の映画とは?

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ビンラディン殺害の中心にいた女性CIA局員にフォーカス!オスカー筆頭候補の映画とは?

2001年のアメリカ同時多発テロを首謀したとされるオサマ・ビンラディン。2011年5月にアメリカ海軍特殊部隊が彼を殺害したというニュースは、一夜にして世界中を駆け巡った。この歴史的な事件を題材に、ビンラディンの捕獲、殺害ミッションを描いたアクションスリラー『ゼロ・ダーク・サーティ』が2013年2月15日(金)より公開される。

関係者へのインタビューと徹底した取材調査に基づいて制作された本作は、世紀のミッションの中心にいたCIA女性分析官にフォーカスし、ビンラディン追跡から殺害までの一部始終をスリリングに描き出していく。また、諜報部員たちの人間模様にも焦点を当てるなど、これまで決して明かされてこなかったミッションの実情をえぐり出す試みとなっているのだ。

そんな本作を手がけたのは、2010年の『ハート・ロッカー』で第82回アカデミー作品賞及び監督賞などに輝いたキャスリン・ビグロー監督。男よりも男臭い映画を撮る女性監督として知られる彼女だが、国家機密レベルの事実を赤裸々に明かす今回の作品でも、熱いドラマや演出を忘れずに盛り込んでいるのが彼女らしい。その結果、本作はドキュメンタリー的な冷静さと、フィクション的な熱狂とを併せ持った、独特の作品に仕上がっている。

アメリカ政府が大統領選への影響すら恐れたという本作。歴史的テロリスト殺害の裏に隠された真実をその目で確かめてもらいたい。【トライワークス】

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