反米ソングは許された?PSYがオバマ大統領の前でパフォーマンス
PSYが今年で31回目になるチャリティーコンサート「クリスマス・イン・ワシントン」に出演し、オバマ大統領とその家族の前で「江南スタイル」のクリスマスバージョンを披露したと米ローリング・ストーン誌のサイトが伝えている。
このコンサートの収益はチルドレンズ・ナショナル・メディカル・センターに寄付されるそうで、コンサートの模様はTNTが12月21日に放映した。PSYは世界中で一大センセーションを巻き起こした「江南スタイル」をクリスマス向きに替え歌、“セクシー・レディー”の歌詞を“サンタ・ベイビー”に、“江南スタイル”の部分を“クリスマススタイル”に変えて歌い踊った。
PSYは12月初め、2004年に「アメリカ人を殺せ」という過激な内容の反米ソングを作って歌っていたことが発覚し、「イラク戦争や米軍に韓国の女子中学生が殺されたことに対する感情的リアクションを歌ったものでした。言葉の中に不適切な表現があり、自分の言葉で人々を傷つけたことを一生申し訳ないと思い続けるでしょう」という公式謝罪声明を出していた。
「クリスマス・イン・ワシントン」のコンサートの収録が行われたのは12月9日だったようで、PSYが反米ソング問題に速攻で謝罪したので、オバマ大統領の前でのパフォーマンスが予定どおり行われることになったのだと米ローリング・ストーン誌は書いている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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