トム・クルーズがレッドカーペットに登場!「皆さんのために作った映画。日本大好き!」
トム・クルーズが流れ者の主人公ジャック・リーチャーに扮するアクション大作『アウトロー』(2月1日公開)。本作のジャパンプレミアが1月9日、東京国際フォーラムで開催され、来日したトムとヒロイン役のロザムンド・パイク、クリストファー・マッカリー監督がレッドカーペットに登場した。会場に集まったファンが大きな歓声で出迎えるなか、一同はサインや握手、写真撮影でその声に応え、じっくりとファンサービスに専念。気さくで温かな彼らにファンも大興奮!熱気に包まれた会場を前にトムは、「ジャック・リーチャーを皆さんでシェアしよう!楽しんでくださいね。2013年が素晴らしい年であることをお祈りしているよ!」と晴れやかな笑顔を見せた。
『ミッション:インポッシブル』シリーズに続き、トムが新たにチャレンジするのは、危険でワイルドなアウトローヒーローのジャック・リーチャーだ。英国作家のリー・チャイルドが生み出したベストセラー小説が原作のハードボイルドアクション大作だ。シリーズ第一弾では、5人の男女が無差別に殺される銃乱射事件が発生。次第に巨大な陰謀が暴かれる様が、スリリングなアクションと共に描かれる。トムは「すごいパワーのある車でカーアクションを演じたんだ。8台の車を廃車にしたよ(笑)。カーチェイスでもファイトシーンでもCGは使っていない。こういう形で撮ったカーチェイスシーンは珍しいよ。注目して見てほしいね」と見どころをアピール。また、ジャック・リーチャーというキャラクターに関しては、「ウィットとユーモアのある素敵なキャラクターだよ。自分のモラル、やり方を持っている男だ」と演じた新キャラクターに大満足の様子だ。
メガホンを取るのは『ユージュアル・サスペクツ』(95)の脚本家として名高いクリストファー・マッカリー監督。「この映画に取り組むことは、とても光栄でエキサイティングだったよ。トムが最初に話したのは、『僕が見て育った、そういう大好きだった作品のような映画を作ってほしい』ということだったんだ」と述懐した。ヒロイン役に抜擢されたのは、『タイタンの逆襲』(12)の知的美女ロザムンド・パイクだ。「女優として、こんな素晴らしい役柄をいただいて嬉しかったし、貴重な経験でした。ふたりから多くを学び、教わりました。一緒に仕事をする素晴らしいふたりと出会えて、とても感動しています」と、ロザムンドも感激しきりだった。
最後にトムは「皆さんのために作った映画です。ありがとう!日本、東京、大好きです!」と日本のファンに素敵なメッセージを贈ってくれた。それぞれが充実の表情を見せたジャパンプレミアとなった。名優ロバート・デュヴァル、伝説的映画作家で俳優でもあるヴェルナー・ヘルツォークら、豪華で刺激的なキャスト陣も見応え十分!新シリーズの誕生を盛り上げている。是非とも2月1日(金)の公開を楽しみに待ちたい。【取材・文/成田おり枝】