テニミュのイケメンたちが時空を超えて剣豪と勝負
2003年春の初演から徐々に女性客のハートをつかみ、2011年からは2ndシーズンが始動。ミュージカル版「テニスの王子様」はテニミュの愛称と共に、若手俳優たちの登竜門として定着した。そんなテニミュOBと現役キャストが共演し、時代劇に挑んだのが、2月23日(土)より公開の『幕末奇譚 SHINSEN5 剣豪降臨』だ。
時代は幕末。反幕府勢力を取り締まる新撰組より選ばれし真選五人衆の活躍を描く物語。テニミュでは、ジェントルマンこと柳生比呂士を演じていた馬場徹が土方歳三に扮し、天才プレーヤー幸村精市役のOB八神漣と現役・神永圭佑がそれぞれ藤堂平助、沖田総司役に。さらに斎藤一役の馬場良馬、原田左之助役の広瀬友祐と、真選五人衆の5人全員がテニミュ出身俳優なのだ。
彼らと対峙する長州藩参謀、共謀する陰陽師もまたテニミュ出身俳優が演じ、劇中はテニミュ出身俳優だらけに。男たちの固い絆に加え、敵と味方に分かれて戦う姿が堪能できる。
テニミュ好き垂涎の一作と思いきや、真選五人衆と相対する敵も、時代劇ファンでなくても心躍る顔ぶれだ。長州藩参謀の画策で、陰陽師によって幕末によみがるのは、剣聖・宮本武蔵、槍術の名手・宝蔵院胤舜、そして隻眼の剣士・柳生十兵衛。そう、この3人は2013年が没後10周年となる名匠・深作欣二監督が手がけた『魔界転生』(81)にも登場し、敵味方に分かれて戦った知る人ぞ知る剣豪たちだ。
テニミュファンは目をハートにして、歴女&歴男は「ありえない!?」なんて突っ込みを入れながら、時空を超えて繰り広げられるソードバトルを楽しんでみては!【トライワークス】
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