釈由美子、ギブス姿でも笑顔で登壇!「負けず嫌いで頑張りすぎます」

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釈由美子、ギブス姿でも笑顔で登壇!「負けず嫌いで頑張りすぎます」

アマチュアオーケストラと少女の出会いと成長を描く『リトル・マエストラ』(2月1日より全国公開)の完成披露試写会が、1月23日にスペースFS汐留で開催。有村架純、釈由美子、上遠野太洸、筒井真理子、雑賀俊郎監督らが舞台挨拶に登壇した。最初にテーマ曲「威風堂々」が、N響メンバーによる弦楽5重奏で生演奏され、有村は劇中の設定どおり、指揮に挑戦した。先日、番組収録中に左足を骨折した釈は、痛々しいギブス姿ながらも、終始笑顔を見せていた。

有村は、『阪急電車 片道15分の奇跡』(11)、『SPEC 天』(12)で注目された新進女優。タクトを振った感想について、「すごい緊張しました。リハーサルはみっちりやったんですけど」と紅潮しながらコメント。リトルマエストラ役ということで「立ち方や振り方、指示の出し方まで細かいところまできっちりとやらなければいけなくて。先生に教わったけど、あとは一生懸命、家で自主練をしました」と語った。雑賀監督は「女優さん、役者さんは、集中力が半端じゃなくて、すごいなって思いました」と絶賛した。

釈は「バイオリンは初めて触れましたが、猛特訓しました。『無理ですよね?』って監督に言ったら、『できるでしょ、女優さんだったら』と言われて。負けず嫌いだから頑張りました」と笑顔で語った。すると、監督は「いや、女優さんだからじゃなくて、釈さんだからって言ったんですよ」と申し訳なさそうに言うと、釈は「頑張りすぎて、怪我とかをしちゃったりもしました」と苦笑い。

最後に、有村は「それぞれが抱えている悩みがあっても常に前を見ていく姿を見て、明るく元気になれる映画だと思います」と本作を力強くアピール。映画の舞台は、石川県の志賀町や金沢市。上遠野太洸が「寒々しいと感じるんですが、実際に繰り広げられる人間関係や、町の人たちの温かさがダイレクトに伝わってくる映画です」と言っていたのも納得だ。風光明媚な漁村を背景に奏でられる人生のシンフォニーは、見る人々に希望を与えてくれるに違いない。【取材・文/山崎伸子】

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