『きいろいゾウ』宮崎あおいと向井理が本物のゾウとの対面に興奮!「意外と柔らかい!」
西加奈子の同名ロングセラー小説を映画化した『きいろいゾウ』(2月2日公開)の公開直前プレミアイベントが、1月29日にディファ有明で開催され、主演の宮崎あおいと向井理をはじめ、濱田龍臣、本田望結、廣木隆一監督が登壇。ゴスペラーズにより、主題歌「氷の花」の生歌も披露され、宮崎は「5人の声がブワッと合わさった時に鳥肌が立った。また映画のシーンがよみがえってきて、感動しました」と弾けるような笑顔を見せた。
宮崎と向井が初共演にして、夫婦役を演じることでも話題の本作。出会ってすぐに結婚をしたツマとムコが、夫婦として、一人ではなくふたりで生きることを学んでいく姿が感動的に描き出される。本作のために主題歌を書き下ろしたゴスペラーズは「ツマとムコが向き合っていく、その苦しい時間がリアルで。素晴らしい映画だった」と作品を絶賛。原作と脚本を読んで、曲作りに励んだといい、「色々な世代の愛の形が描かれている映画。男女の愛の距離感を歌に表現できないかと思って作りました。今までのゴスペラーズにない、初めてのチャレンジになるようなラブソングになりました」と胸を張った。
濱田も「声がすごく綺麗で、とても感動しました」と語るなど、ゴスペラーズの歌にうっとりしていた一同。好きなシーンを聞かれると、宮崎は「『グッド・ナイト・ベイビー』という曲を、ムコさんとふたりで歌うシーンがあるんですが、歌詞がわからないところがあって(笑)。向井君が歌い出してから、私はその後に乗っかって、ちょっとあやふやになって歌っています」と微笑み、向井も「僕も『グッド・ナイト・ベイビー』を熱唱しています。監督にもっともっと下手に歌えと言われて。原曲のキーのまま歌っているので、声が裏返っちゃっています(笑)」と裏話を教えてくれた。
またこの日は、市原ぞうの国からゾウのランディ君が、イベントに駆けつけた。想像以上の大きさに、登壇者一同がびっくり!目を丸くしていたが、一同を代表して、ランディ君の鼻に乗せてもらった本田は「すごい!ヤバイ!お父さんに抱っこされているみたいで、びっくりした!」と喜びを爆発させた。向井も興味津々の様子でランディ君に手を伸ばし、「チクチクする。意外と柔らかいです」と笑顔を見せるなど、ランディ君の登場に会場も大盛り上がりだった。
向井は「結婚が決してゴールではなくて、そこから形のない夫婦というものを作っていく。ふたりだけじゃなくて、周りをも巻き込んで夫婦が作られていくという姿に、僕は勇気をもらいました。世代、男女を問わず見ていただける映画です」と心を込めてアピールした。『きいろいゾウ』は2月2日、“夫婦の日”より公開。夫婦で劇場に足を運んで、じっくりと互いの愛を確かめてみてはいかがだろう。【取材・文/成田おり枝】