ビヨンセ、流産の経験を初めて自ら語る
ビヨンセが、米ケーブルTV局HBOで2月16日(土)放送予定のドキュメンタリー「Life Is But」の中で、最初の子供を流産した時の経験を初めて自分の口で語っている。
2012年1月に長女のブルー・アイビーを出産したビヨンセだが、実はその前に流産を経験していたことは、夫のジェイ・Zが発表した曲の歌詞で明らかにしていたことだった。
「2年ぐらい前に初めて妊娠したの。赤ん坊の心臓の音を聞いた時は、今まで聞いたどんな音楽よりも美しいと思ったわ。名前もいくつか選んでいた。私の子供はどんなふうに見えるんだろうと想像したわ。母性本能を強く感じた。そして飛行機でニューヨークに戻って、検診に行くと、赤ん坊の心臓の音が聞こえなかった。たった一週間前に、医師に会いに行って、全ては良好だったのよ。でも、心臓の音が止まっていた」とビヨンセは「Life Is But」の中で語っている、とContactmusic.comが伝えている。
ビヨンセは、赤ん坊を失った悲しみを音楽にぶつけることで流産を乗り越えたそうで、「私はスタジオに入って、これまでの人生で最も悲しい曲を書いたわ。それがアルバムの中で最初に作った曲になったの。私にとって、それが何よりも一番良いセラピーになった。あれは、私がこれまで経験悲しいことだったから」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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