『ベルセルク』黄金時代篇三部作が遂に完結!キャストは「感無量」

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『ベルセルク』黄金時代篇三部作が遂に完結!キャストは「感無量」

2月2日(土)、ベルセルク・サーガプロジェクト第1弾『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』の公開記念舞台挨拶イベントが新宿バルト9で行われた。本作で黄金時代篇三部作が遂に完結。主要キャストの声を演じた岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあ、三宅健太の他、主題曲「Aria」を担当した平沢進、窪岡俊之監督が登壇し、そろって「感無量」と、完成した喜びを語った。

本作はヤングアニマルに連載中の三浦建太郎による同名コミックをアニメ映画化したダークファンタジー。長大な原作の世界観全てを映像化するベルセルク・サーガプロジェクト第1弾で“黄金時代篇三部作”の完結編となり、ベルセルクの神髄ともいえる“恐怖の宴”「蝕」が描かれている。

舞台挨拶では、本作で屈強な剣士ガッツの声を担当した岩永洋昭が、「(首を指して)蝕の時は、声だけの芝居なのに、経験したことのない箇所が筋肉痛になりました。筋が切れるかと思うくらい全身で演じました」と熱く語った。一方、黄金時代篇IIでミッドランド王国に囚われた鷹の団団長グリフィスの声を担当した櫻井孝宏は、「不謹慎かもしれませんが、これまで舌がなかったことがないので、うめき声でしか感情が伝えられないのはすごく難しかったです。でも、アッキー(岩永)ほどは激しい運動ではなかったですね(笑)。アッキーは見ていて声がかけられないくらいで。『逃げて、ガッツ!』って、見て応援してました」と、現場でのエピソードを明かした。

また、ゾッドを演じた三宅健太は「髑髏の騎士と対峙するシーンでは、柄にもなく妙に緊張して。収録前にはカフェに行ってチーズケーキとエスプレッソを頼んでみたりとかしました(笑)」と、低音の美声でユニークなコメント。主題曲を担当した平沢進は、窪岡俊之監督から「尺もぴったりだし、素晴らしい音楽。職人のプライドも感じた」と楽曲を絶賛されるも無表情を貫き、司会者から「べたぼめですが、平沢さんの表情がいまいちわかりませんね」と茶化されると、「無表情がモットーですので」と、少し照れ笑いを浮かべるなど、イベントは終始、観客から笑いの絶えない和やかなものとなった。

窪岡監督は今後の計画について、「ベルセルク・サーガプロジェクトの企画は動いています」と答えるに留まった。ベルセルクの今後の展開にも大きな注目が集まる。【取材・文/平井あゆみ】

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