実話を基にしたラブストーリー『抱きしめたい』で北川景子&錦戸亮が初共演!
北海道・網走を舞台に、ふたりの実在する男女の話を基に描くラブストーリー『抱きしめたい』が北川景子×錦戸亮主演で2014年に公開されることがわかった。北川と錦戸は本作が初共演となる。
若くして交通事故に遭い、後遺症と記憶障がいで車椅子の生活を強いられながらも、恋愛にスポーツにと人生をエネルギッシュに楽しむヒロイン・つかさを北川が、バスケが趣味のごく普通のタクシードライバー、雅己を錦戸が演じる。つかさと雅己は恋に落ち、ふたりが様々な困難に右往左往しながらも結婚して幸せな家庭を作ろうと奮闘する姿を、北海道の美しい自然を背景に描く。
北川は「つかささんは交通事故で半身が不自由になり、さらに記憶障がいもあるという不運な運命を与えられましたが、それを後ろ向きにとらえるわけではなく、自分が置かれた状況も含め、人生を最大限に楽しんで生きていらして、すごく魅力的な方だと思いました」と、錦戸は「ふたりの純粋な愛のカタチが描かれていて、雅己というキャラクターは、すごく頑固で自分の決めたことを貫き通す強い情熱をもった人物だと思いました」とそれぞれの人物像に対する印象を語った。まもなくスタートする撮影に向け、「そのつかささんを自分がしっかりと演じなくてはならないというプレッシャーはありますが、その反面、役者としてはすごく楽しみです」(北川)、「実際の雅己さんは情熱を内に秘めるタイプらしいので、自分自身、現場でどのように芝居で表現しようかと、とても楽しみです」(錦戸)と心境を明かす。
初共演となる北川と錦戸は同じ関西出身。北川は「(つかさの)恋人の雅己さんは女性から見て、理想的な男性だと思います。その雅己さんを錦戸さんが演じられることで、さらに魅力的なキャラクターになると思います」と期待を寄せる。
本作は、冬にはマイナス20度近くにまで気温が下がり、流氷が着岸する極寒の町・網走にてロケを敢行。錦戸は「ロケ地となる網走の寒さはとても想像できませんが、見ていただいた方に、素敵なラブストーリーだったなと思ってもらえる作品になるよう、一生懸命頑張ります」、北川は「ふたりがずっと生きてきた網走で撮影することはすごく意味があることだと思います。色々な協力をして下さる地元の方々に感謝しています。マイナス20度の世界には入ったことがないので、台詞がうまく言えなかったりしないかなと少し心配ですがつかささんという魅力的な人がいたということをしっかりと証にできるように、また、つかささんと同じような境遇に合われている方にも、勇気を与えられる作品になるように頑張ります」と意気込みを見せた。監督は『黄泉がえり』(03)や『どろろ』(07)の塩田明彦、撮影は2月中旬に網走でクランクインし、関東近郊ロケも経て3月末にクランクアップ予定だ。【Movie Walker】