西島秀俊、阿部寛のキスの裏話に大爆笑
西島秀俊、阿部寛共演のフランス映画『メモリーズ・コーナー』の初日舞台挨拶が、2月23日にシネマート新宿で開催。西島と阿部と来日した新鋭オドレイ・フーシェ監督が舞台挨拶に登壇した。西島は「オドレイ監督の純粋な思いから、スタッフも純粋な人たちが集まった映画です」と挨拶すると、阿部も「自分の経歴で、フランスの映画に出るということは貴重でした」と挨拶をした。
1995年に発生した阪神・淡路大震災から15年後の日本を舞台に、愛にさまよう3人の男女を描いた本作。西島は通訳という役柄のため、フランス語のセリフを、阿部はゴースト役で英語セリフにトライした。西島は「阿部さんがものすごい大変でした。先生がスパルタでしたよね?」と振ると、阿部も「厳しかったです。入る前に1ヶ月くらいやって、撮影に入っても1日3時間くらい受験生みたいにやりました」と苦笑い。
また、阿部は現場で驚いたエピソードをこう話した。「フランス人のスタッフと監督は、挨拶でブチュブチュとキスをするんです。それで日本人の助監督が真っ赤になって、見る見るうちに憔悴していったので、日本人にはしてはいけないという伝令が回ったらしくて。でも、最後の日、僕にもしてくださいと頼んでやってもらいました」。するとフーシェ監督は「阿部さんへのキスは特別。スペシャリストでした」と言い、西島も大爆笑!
西島は役柄について「何度かやっている時、その(役柄の)態度は悪すぎてありえないと監督にもデボラさん(主演女優)にも言われました。それで『日本の男はこうだ』と言いました(笑)」と語ると、フーシェ監督も「カルチャーショックでした」と笑顔を見せた。また、阿部も最後の挨拶をなんちゃってフランス語でスピーチするなど、終始笑いに包まれた舞台挨拶となった。【取材・文/山崎伸子】