17年ぶりR18指定で話題!ノルウェー映画の18禁事情とは
日本において映画がR18指定を受けるのは珍しくないが、国によってはR18指定を受けること自体が一種の事件になってしまうらしい。3月30日(土)より公開される『隣人 ネクストドア』は、ノルウェーで17年ぶりにR18指定を受け、本国で一大センセーションを巻き起こした衝撃作だ。
“激しすぎる暴力とセックス描写”を理由に18禁となった本作は、閉塞感漂うマンションを舞台にしたエロティックなサイコスリラー。物語は、主人公の青年が隣室の美人姉妹に「手を貸してほしい」と頼まれるところから始まる。彼女たちの異様な雰囲気に慄きながらも、その美貌の虜になってしまう青年のもとに、誰もがR18指定に納得するような暴力と欲望の日々が訪れようとしていた。
ちなみに、ノルウェーの一般向け映画で、本作以前にR指定を受けたのは、1988年に公開された『Hotel St. Pauli』という作品。こちらもセックスや自慰のシーンをはじめ、男性器の切除シーンなど、かなり露骨、過激な描写で話題を呼んだようだ。このように過激な作品が作られた国で、その後、17年間も18禁作品が出てこなかったのが不思議なほど。ノルウェーではR18規制の網が緩いのか、それとも単にこの2作が例外なのかはわからないが、国によって18禁事情というのは異なっているのだろう。
壮大で透き通った自然のイメージがあるノルウェー。そんな国の18禁事情を覗き見るという意味でも、本作は楽しめそうだ。あなたも暴力とセックスにまみれた隣室のドアを開いてみては?【トライワークス】
作品情報へ