『ファインディング・ニモ』の1年後を描く続編製作決定!全米公開は2015年
第76回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞し、日本興行収入110億円を記録した『ファインディング・ニモ』(03)の1年後を描く『ファインディング・ドリー』(原題)の製作がアメリカで発表された。
『ファインディング・ニモ』は、人間にさらわれてしまったカクレクマノミの子供ニモを、心配性の父マーリンと親切だけど物忘れのひどいドリー(ナンヨウハギ)が海を冒険、ニモを探し出す姿を描いた。タイトルからもわかるように、ドリーが行方不明になってしまうようで、カリフォルニアの海岸で繰り広げられるストーリーでは、新キャラクターも登場する予定で、ドリーにとっても重要なキャラクターたちが総出演する。
ドリーの声を演じたエレン・デジェネレスは「とっても長い間、この日を待ち望んでいたの。長く、長く、長く、時間がかかったことを怒っているわけじゃないのよ。ピクサーの人たちが『トイ・ストーリー16』の製作で忙しかったのは知っているから。でも、時間をかけただけあったわ。台本が素晴らしかったの。それに1作目で大好きだったものが全て詰まっているの」と冗談まじりに、続編製作への喜びを語っている。
ディズニー ピクサーといえば『トイ・ストーリー』(96)の発表以降、14本の作品を発表しており、『WALL・E ウォーリー』(08)、『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)、『メリダとおそろしの森』(12)などがアカデミー賞を獲得。通常はヒット作からのシリーズ化は定石だが、ディズニー ピクサーで劇場公開された続編は『トイ・ストーリー』シリーズ、『カーズ』シリーズのたった2作品だった。ディズニー ピクサーで続編を作る際のハードルの高さは新作の比ではなく、スタジオを納得させるためには全てのクオリティが前作を上回る必要があるのだ。その結果は興行収入が示しており、続編のクオリティは絶対ということだ。
本作の全米公開は2015年11月25日(水)予定、監督は前作に引き続きアンドリュー・スタントンが続投する。【Movie Walker】