映画のセックスシーンは不要か!?最も印象的なセックスシーンベスト6
昨今の映画にはセックスシーンがほとんど見受けられないが、それというのも、製作側と観客側にある大きな嗜好の一致があるからだという。
セックスシーンを入れることで、少なくともPG扱い、過激なものであればR指定になってしまうため、観客のターゲットが絞られてしまい、結果として集客数が減って興行成績が望めなくなる。ここ10年以上、アニメ映画が大ヒットしていることからもわかるように、観客のターゲットはファミリー層に設定するのが一番間違いがないということで、製作サイドはセックスシーンを削除する傾向が顕著なのだ。
それでは、観客側はどうなのだろうか。コンシューマーリサーチの結果によれば、スプラッターやホラー映画など、特定のR指定映画には大きな反応を示すが、セックスシーンはテレビでも見られるうえに、ソーシャルネットワークの普及によって性の情報が氾濫し、映画以外の映像で楽しむ方法はいくらでもあるため、わざわざお金を払って映画のセックスシーンを見に行く必要性を感じなくなっている人が多いという。
しかし、30歳以上であれば、映画の中で見たセックスシーンは、今でも脳裏に残像が鮮明に残っているに違いない。というわけで、この度、ナショナル・エンクワイラー紙が、最もセックスシーンが印象に残る映画ベスト6を発表した。
1位に輝いたのは、ジェニファー・ロペスとジョージ・クルーニーの『アウト・オブ・サイト』(98)だった。2位はジェーン・フォンダとジョン・ヴォイトの『帰郷』(78)、3位はドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティの『赤い影』(73)、4位は何と故ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールという男性同士のセックスシーンが話題となった『ブロークバック・マウンテン』(05)、5位はジャック・ニコルソンとジェシカ・ラングの『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(81)、そして6位はダイアン・レインとオリヴィエ・マルティネスの『運命の女』(02)が選ばれている。未見の人は、これを機会に鑑賞してみるのも良いかもしれない。【NY在住/JUNKO】