「顔を覚えられない」ブラッド・ピットが失顔症を激白
両乳房切除という大手術を行った婚約者のアンジェリーナ・ジョリーを献身的にサポートしているブラッド・ピットが、自らが失顔症(相貌失認)に悩まされていることを激白している。
アンジェリーナの勇断の後、ブラッドはメディアのインタビューでその心境を赤裸々に語っているが、エスクワイア誌のインタビューで、「僕は、相当多くの人たちから嫌われていると思っている。なぜなら、僕は彼らからとても失礼な人間だと思われているからなんだ。挨拶程度ではなくて、面と向かって話をした人でさえも、なかなかその人の顔を覚えられないんだ。今まではどうにかうまく切り抜けてきたつもりだけど、この一年、どのタイミングでこの話をしようかと悩んで、正直に言おうと決心したんだ。それで、『どこでお会いしましたっけ?』って正直に聞くようにしたんだけど、ごまかすより事態は悪くなってしまって、相手をもっと怒らせることになってしまったんだ」。
「時々、『その節はお世話になりました』なんて言うと、もっと厄介だね。独りよがりでうぬぼれ屋だと思われてしまうんだ。どうしてそうなってしまうのかわからないんだけど、恐らく失顔症っていう症状だと思う。この世界では、何度も同じ人に会う必要があるんだ。それなのに顔を忘れてしまうから、人に会う度に不快な思いをさせるのではないかって、いつも心配しなくちゃいけない。だから、家にいる方が気が楽なんだ。子供の世話で家から出られないって思われているみたいだけど、実際には全くその逆だよ。そろそろ検査をする必要があると思っている」と、辛い心中を語っている。
他のインタビューで、ブラッドは「ほとんど友達はいない」と語っていたが、このような理由であれば、同じく「あまり友人がおらず家族が全て」と語っていたアンジェリーナとは、実にお似合いのカップルだと言えそうだ。【NY在住/JUNKO】