堤真一が指原莉乃との共演で「あれ、ホンマにAKBか?」と驚き隠せず

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堤真一が指原莉乃との共演で「あれ、ホンマにAKBか?」と驚き隠せず

人気の同名コミックを堤真一主演で映画化した『俺はまだ本気出してないだけ』(6月15日公開)のプレミア上映会が6月10日に丸の内ピカデリーで開催され、堤をはじめ、橋本愛、山田孝之、蛭子能収、福田雄一監督が舞台挨拶に登壇。ダメダメな中年男を演じた堤は「まさかこの役が僕に来るとは思わなかったのですが、やっちゃいました!」と笑顔で挨拶した。

原作は青野春秋のデビュー作にして、「このマンガがすごい!2009」にランキングされた話題作。42歳でバツイチ子持ちの中年男がいきなりマンガ家になろうとするも、ダメダメすぎて空回りし続ける姿が笑いを誘うコメディ映画だ。主人公の大黒シズオ役を演じた堤は「バカなんだけれど勇気をもらえる映画」と胸を張り、「原作ファンの方は『僕が演じるのは違う』と思うかもしれないですが、漫画のキャラクターに似た俳優で映像化のオファーをしても、青野先生がずっと断っていたそうで。僕が演じるということでプレゼンしたら先生がOKを出してくれた」と、本作が原作者も大満足のキャスティングであったことを明かした。

メガホンを取ったのは、『コドモ警察』(13)、『HK 変態仮面』(13)の福田雄一監督だ。本作には、先日行われた第5回AKB48選抜総選挙で1位を獲得した指原莉乃が出演しているとあって、福田監督は「えらいことになりました!ありがたいタイミングで1位になってくれましたね」と驚きを隠せない様子だ。

続けて「指原さんの出ている場面は、週刊文春の記事が出た3日後にロケをしています。本人が芸能界に残るという気持ちがあるなら、是非やってほしいということで出てもらった」とスキャンダル直後の撮影であったことを明かし、「多分あまり寝ていないのか、顔がパンパンで相当ブサイクです。いつもブスですが、いつもに増してブスで。堤さんも『あれアイドルか?ホンマにAKBなの?』って言ってましたもんね(笑)」と暴露。さらには、指原が堤を知らなかったことまで明かしてくれたが、堤も「僕も全然、(指原を)知らなくて。ロケ地の事務所の人かと思った」とコメント。会場の爆笑を誘っていた。

その後、原作者の青野春秋が登壇者の似顔絵を持って駆けつけて、全員でフォトセッション。にぎやかな話題で大いに盛り上がった舞台挨拶だが、福田監督は「僕の歴史上、一番ちゃんとした映画」とにっこり。「堤さんファンの方も『これからこういう役をやったら良いのに』と思うはず」と大きな自信を覗かせていた。【取材・文/成田おり枝】

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