グウィネスの米国移住決意で米英での反応に明暗くっきり

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グウィネスの米国移住決意で米英での反応に明暗くっきり

過去10年間を英国で暮らしたグウィネス・パルトローが、今後2年以内に米国に戻る決意を固めたという。これを受け、英紙デイリー・メールの女性記者クロウディア・コネルは、「さようなら、グウィネス。私たちは、あなたの気の触れたアドバイスを懐かしく思い出すでしょう」というタイトルの記事を書き、過去10年間にグウィネスが女性たちに発してきたアドバイスをふり返った。

まず、グウィネスの教育法は、子供たちにマクロビオティックな食生活をさせ、コーラは一週間に一本、アニメは語学の勉強になるのでスペイン語かフランス語なら見せるというものだそうで、「何と楽しそうな生活」とコネル記者は皮肉る。また、オーガニック食品とヘルシーな食生活を推進するグウィネスは「私はフライドポテトを食べて死にかけた」と書いたこともあり、これなどはチップス好きの英国人にとっては聞き捨てならない発言だったろう。

さらに、同記事は、総額30万ポンドになるシーズンの必須アイテムを自らのサイトで紹介したグウィネスのファッション・アドバイスにも触れ、30万ポンドは英国の平均住宅価格を7万ポンドも上回っていることを指摘する。また、グウィネスはメンタル面のデトックスとして、石と語り合うことを勧めており、40歳の誕生日にアリゾナの砂漠に行った時には「石が私に話しかけて来た」と書いていたという。

こうしたグウィネスのアドバイスは英国の女性たちには不評だったようで、同紙電子版についているコメントには「さよなら。ずっとロスに留まってください」「やっと厄介払いができたって感じ」というものもあるが、面白いのは英紙なのに米国在住ユーザーからのコメントが妙に多いことで、「お願いだから、ロンドンに引き取ってください」「いやーーーー!そっちに置いといて」などの悲痛な叫びが投稿されている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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