ブラッド・ピット、学歴のせいで美術館の委員になれず!?
ブラッド・ピットが、大学を出ていないという理由もあって、ロサンゼルス現代美術館の委員になれなくなってしまったらしい。
以前から建築に興味を示していたが、1990年初めに建築家のチャールズ・レニー・マッキントッシュとフランク・ロイド・ライトを知ってから、建築に魅了されたという。ミズーリ大学コロンビア校でジャーナリズムを専攻するも、俳優になるために卒業間際で大学を中退したブラッドは、「大学で、建築学を専攻すればよかった」と後悔するほどで、実際に建築や家具のデザインを考案するようになり、ロサンゼルスにある有名な建築家のフランク・ゲーリーのオフィスに出入りしているという。
その情熱や才能は、自分の家だけではなく、ハリケーン・カタリーナで甚大な被害を受けたニューオーリンズへ赴き、家を失った貧しい人たちのための集団住宅建設に貢献したり、昨年はニューヨークで家具デザイナーであるフランク・ポラロと共同でデザインした家具コレクションを発表するなどいかんなく発揮されており、ロサンゼルス現代美術館をサポートするなど、ブラッドは、父親として、また俳優として以外にもアートの分野で尽力してきた。
「ブラッドは、俳優をやめることも考えていて、将来的には建築家としてのキャリアを築きたいんです。ロサンゼルス現代美術館の委員たちも、ブラッドの貢献にはとても感謝しています。ブラッドから、彼をコミュニティのメンバーに迎え入れてもらえないかという依頼があったくらいです」
「しかし、ボスたちは悩んだ結果、最終的にそのオファーを断ったようです。彼の知名度や熱意はかっていますが、なにしろ大学でさえも建築学を学んでいませんし、エリートのキュレーターたちと互角に働くには、あまりに知識不足だと判断したようです」と関係者がデイリー・スター紙に語っている。
さらにブラッドは、『ワールド・ウォー Z』(公開中)続編製作や、アンジェリーナの撮影のために来年もロンドンに長く滞在することになりそうで、父親業、俳優業の傍らで、組織の中でアートの地位を気づくことはなかなか難しいようだ。【NY在住/JUNKO】