英国史上最高のベストドレッサーにデヴィッド・ボウイ
英国の国営放送BBCが発行しているヒストリー・マガジンの、英国史上最高のベストドレッサーにデヴィッド・ボウイが選ばれた。
同誌は10月号で、学者やファッション界の専門家が選び出した英国の歴史の中で最も人々に影響を与えたベストドレッサー10人を発表し、読者投票を行って1位を選び出した。投票の結果、デヴィッド・ボウイは、それぞれの世紀のファッションリーダーとして知られている王族や貴族、政治家などを押さえ、48.5%の読者票を獲得して1位の座に輝いた。
2位には老いることのないヴァージン・クイーンとして数々の肖像画に描かれたエリザベス1世、3位にはキーラ・ナイトレイ主演の『ある公爵夫人の生涯』(08)の主人公としても描かれたデヴォンシャー公爵夫人ことジョージアナ・キャヴェンディッシュが選ばれている。また、4位にはダンディズムの始祖として知られているジョージ・ブライアン・ブランメルが入り、5位にはその美貌と完璧な着こなしで知られていたアレクサンドラ王妃が入っている。
「ボウイは、王族や政治家を抜いて歴史上最高のファッション・アイコンに選ばれ、20世紀と21世紀のファッションの重要性を示した」とヒストリー・マガジン誌のエディター、ロブ・アターは書いている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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