菊地凛子がイタリア映画で母親役に初挑戦!
菊地凛子が、イタリアの新進監督レオナルド・ゲラ・セラグノリの『Last Summer』に主演していると業界誌Varietyが伝えている。
同誌によれば、菊地凛子はケンという6歳の息子を持つ母親ナオミを演じており、英国人の夫との親権争いに負けた日本人女性という設定。子供と会うことが許された最後の4日間を、夫の父親が所有する豪華ヨットの上で過ごすというストーリーになっている。
撮影はイタリア南部のオトラントで行われており、イタリア映画ながらもキャストはすべて海外の俳優で固められ、英語(一部日本語)で撮影されている。脚本も監督のセラグノリが執筆しているが、吉本ばななと東京在住のコミック作家イゴルトも脚本に協力しており、出演は、菊地凛子のほか、『ドラゴン・タトゥーの女』(11)のヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲンや、BBCドラマ「ロビン・フッド」でマリアンを演じたルーシー・グリフィス、デンマーク人女優のローラ・ソフィア・バックなど。
プロデューサーは『ライフ・イズ・ビューティフル』(98)のエルダ・フェッリで、衣装と美術は『バリー・リンドン』(75)、『炎のランナー』(81)、『マリー・アントワネット』(06)でアカデミー賞衣裳デザイン賞を3回受賞したミレーナ・カノネロが務めている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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