観月ありさ、かわいくおしゃれな妊婦姿に好感

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観月ありさ、かわいくおしゃれな妊婦姿に好感

第一回沖縄国際映画祭3日目のレッドカーペットのトリを務めるのは、『BABY BABY BABY』に出演した観月ありさ、松下由樹、そして両沢和幸監督だ。

あの大人気コメディ「ナースのお仕事」で抜群のチームワークを見せた彼女らがレッドカーペットに姿を見せると、会場は一気に華やかに。観月は光沢のあるグリーンのミニワンピースに細く長い脚を大胆に見せてとてもキュート。一方の松下はブルーのロングドレスで大人らしく艶やかに。沖縄の民族衣装を着た子供たちに先導されるようにレッドカーペットを歩いた。

続く舞台挨拶では、両沢監督が「久しぶりに訪れました。『ナースのお仕事 ザ・ムービー』の冒頭シーンが沖縄ロケだったんです。今日は天候にも恵まれ、縁起の良い場所に再び来られて幸せです」と語り、観月も松下も、レッドカーペットを歩くのは初めてということで、「第一回という栄えある場所に出ることができて嬉しいです」と答えた。

本作は出産がテーマの作品で、沖縄県は都道府県別出生率No.1とのこと。映画とキャストの魅力はどこにあるのだろうか。

監督は「男なので出産は経験できませんが、長く一緒に仕事をしてきたチームなので、新作ですがリラックスして、コミュニケーションがしっかりできる方々と仕事ができました。脚本を書く時も、この役は観月さん、この役は松下さん、とイメージしてきました。これは信頼の結果ですね。質の高い作品に仕上がりました」と、長年培ってきたチームワーク力を強調した。

妊娠について問われた2人。観月は「なにしろ妊娠の経験がないので、わからないことだらけでした。陣痛の根本もわからず、助産婦の方にすべて聞きながら演じてきました。自分の妊婦姿を見て、思わず『なかなかかわいいんじゃない』と思いましたね(笑)。また私はおしゃれな妊婦服を着せてもらったので、ファッションのお手本になればいいなあと思います」

一方、松下は「私は観月さんが妊娠初体験の役に対して、4人目を出産するベテラン妊婦を演じます。『ナース〜』から6年ぶりに皆さんとコンビを組むのですが、積み重ねてきたコミュニケーションが根強くあるんだなあと現場で実感しました。こんなに多くの出産シーンを取り上げ、そしてハッピーな映画はないんじゃないかなあ。生みの苦しみと喜びを体験させていただきました」と、これから迎えるであろう自らの妊娠に重ね合わすような話を聞かせてくれた。

最後に監督が「出産シーンは男の私にはさっぱりわからないところばかりなので、観月さんや松下さんたちの女性としての母性みたいなものがにじみ出ることを期待して撮影しました。気に入ってもらえると嬉しいです。妊娠がテーマということで、主役は女性ですが、一人ではできないので、是非ボーイフレンドや旦那さんと見てもらいたいですね。パートナーとなる男性の力の必要性も描いたつもりです。いかに大変なのかをわかってもらうためにも、是非パートナーの方にも見せてあげてください」と、しっかり締めくくった。【取材・文/真野博之】

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