ゴリ“ゆいまーる”な『南の島のフリムン』インタビュー 1/2

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ゴリ“ゆいまーる”な『南の島のフリムン』インタビュー 1/2

第一回沖縄国際映画祭最終日の3/22、沖縄出身のガレッジセールのゴリが初監督を務めた『南の島のフリムン』の合同記者会見が行われた。舞台挨拶前のインタビューでは、ゴリ、ボビー・オロゴン、AKINA、諸見里大介、夏川りみ、川田広樹の6人が終始リラックス気分で答えてくれた。

――映画の出来映えについては?

ゴリ「120%と言っても言い過ぎじゃない! キャストやスタッフが見る総合試写で笑い声がおきていて、手応えを感じました。本当にみんなに助けてもらって、完成させてもらいました。僕一人なら20点ぐらいだけど、プロの力が入って200点です!」

ボビー「だけど、(この後の舞台挨拶つき上映は)チケット完売らしい」

ゴリ「言い方が違うだろ!(笑)」

――ゴリさんの監督ぶりはいかがでしたか?

ボビー「100点満点。なんかバラエティの時と違う一面を見ました。それから尊敬しました」

ゴリ「それからって、じゃあ今まではどうだったんだよ(笑)」

ボビー「頑張らないとね」

ゴリ「一番足を引っ張ったのがボビーなんですよ。ナイジェリアは英語を使うんですね。だからアメリカ人と英語で話すシーンを撮ったら、アメリカ人がボビーの英語を聞いて『What?』ですよ。おまけにセリフは覚えてこないしね」

ボビー「違うよ、足引っ張ってないよ。それにお母さん、言葉要らないって言ってたから」

ゴリ「十分引っ張ってたよ。だいたい朝5時までダンサーと飲みに行ってただろ」

ボビー「言うなよ! ここで言うなよ!(笑)」

AKINA「点数はつけられないです。オールロケ、オール沖縄のキャストで、私も沖縄出身なのでリラックスして、安心してできました。私がこれまで知っていたのはお笑いのゴリさんでしたが、撮影中は監督ゴリさんの姿でした。本当に色々な人に見てもらいたいです」

ゴリ「AKINAにはかわいそうなことをしたなと思っているんですよ。タレントイメージが上がるか下がるかよくわからないような、お笑い寄りの役をやらせてね。変なメイクもいっぱいしたし、汚い服も着させたりで、女の子として恥ずかしい役ですよ」

AKINA「いえいえ、新たな発見もあったりして、案外はまりました(笑)」

諸見里「素晴らしい監督です。僕は初めての演技で、監督に指導してもらいました。『自然な感じでやってくれ』と言われて、頑張りました」

ゴリ「諸見里君の役は100人ぐらいオーディションをさせてもらったんですが、全然決まらなかったんですよ。どうしよう?と思っていた時に、『大阪に沖縄出身の面白い男がいる』と聞いて、彼の書類を送ってもらって、即彼に決定しました。それから、彼用に全部台本を書き直したんですよ。衝撃的な人物で、彼に会えたことは奇跡でしたね」

諸見里「監督の期待を背負って頑張りました!」

夏川「私は出させてもらっていますが、どちらかと言うと、映画の主題歌がメインです。曲はKiroroの玉城千春ちゃんが優しいメロディをつけてくれて、そして作詞はゴリさんなんですね。その詞が本当に素晴らしくて、直すところもほとんどありませんでした」

ゴリ「歌を聴いたら感動しますよ。いったいどんな曲になるんだろうと思っていたんです。玉城さんが曲をつけ、それを夏川さんが歌うと、心にぐっと来ました。優しく包み込む、というのはこういうことなんだと思いました。是非聴いてください! それから夏川さんは5月にご結婚されるということで、おめでとうございます!」

一同「おめでとうございます!」

ここでボビーの携帯の着メロが鳴り響くハプニングが――【インタビュー 2/2に続く】

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