トム・クルーズの「映画の撮影はアフガニスタン紛争ぐらい残酷」発言が波紋を呼ぶ
トム・クルーズは現在「父は娘を捨てた」という見出しで、彼が父親としての務めを果たしていないという記事を書いたゴシップ誌を提訴しているが、その裁判の記録書類が公開され、そのなかに記載されていたトムの発言が波紋を呼んでいる。
ケイティ・ホームズとの離婚後、長期間スリに会わなかった理由として、SF大作『Edge of Tomorrow』の撮影で忙しかったからだと主張しているトム。彼は「何か月も娘のスリに会えなかったのは、アフガニスタンに派遣されている兵士のようなものだったから」と弁護士に語り、「そういう風に感じた。少なくとも、あの映画の撮影は残酷だった。本当に残酷だった」という発言が裁判書類に記されていると、英紙ガーディアンが伝えている。
これを受け、映画の撮影と本物の紛争を比較するのはおかしいとして批判が集中したため、トムの弁護士のバート・フィールズが、「トム・クルーズが映画の撮影をアフガニスタン紛争に例えたという記録はひどい歪曲です。トムは笑いながら、そういう風に感じることがあると言っただけですから」と釈明している。
また、裁判書類のなかには、トムがケイティとの離婚原因の一つはサイエントロジーであったと認め、スリはもはやサイエントロジーの信者ではないと語ったという記述もあるという。【UK在住/ブレイディみかこ】
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