吉永小百合、「松山ケンイチさんのお母さんになりたい」とラブコール|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
吉永小百合、「松山ケンイチさんのお母さんになりたい」とラブコール

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吉永小百合、「松山ケンイチさんのお母さんになりたい」とラブコール

手塚治虫の名作をアニメ映画化する3部作の第2弾『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終りなき旅』(2月8日公開)。1月10日に丸の内TOEIで完成披露会見と舞台挨拶が開催され、声優を務めた吉永小百合、松山ケンイチ、観世清河寿、大和田伸也、吉岡秀隆と尺八演奏の藤原道山、小村敏明監督、エグゼクティブ・プロデューサーの森下孝三が登壇。吉永は「前回の『ブッダ』では堺雅人さん、今回は吉岡秀隆さんのお母さん役を演じさせていただき、お母さん冥利に尽きます。次回は、松山ケンイチさんのお母さんになりたい」とたおやかな笑顔。松山も「是非、吉永さんにお母さんになってほしい」と相思相愛ぶりを見せつけた。

国を捨て、苦行に身を委ねるシッダールタの生き様に迫り、人間の生と死をイマジネーション豊かに描き出す本作。前作に続いて、シッダールタの声を吉岡が、彼を生んだ後に天上人となったマーヤー天の声を吉永が演じている。今回、シッダールタが悟りをひらきブッダになるまでを演じた吉岡は、「悟りをひらいた人に出会ったことがないので、アフレコの時にどうやって演じたらよいのか迷った」と述懐。「でも、マーヤー天を演じる吉永さんから、ものすごいオーラをいただいた。その力を借りてブッダになれたような気がします」と吉永に感謝しきりだ。

一方の吉永も「かわいい息子です」と吉岡に愛情を見せ、「吉岡さんの声を聞いて、私自身、心を洗われたような思いがした。ご一緒できて本当に良かった」と絶賛。「こんなに素晴らしいキャストがそろったのは、手塚治虫さんの作品だからこそ。手塚さんが、天から私たちに声をかけてくださったような気がする」と原作者の手塚治虫に思いを馳せていた。

過去を持つ盗賊・タッタ役の声にトライしたのが松山だ。以前より原作ファンだったという松山だが、「人間臭いところが印象的で、大好きなキャラクター」と、タッタ役には特に思い入れがあったそう。「漫画を読んだ時から、いつかこんな人物を演じてみたいと思っていた。『ブッダ2』にタッタが出るという話を聞きつけて、キャスティングの方に頼み込みました」と自ら名乗り出るほどの熱の入れようだった様子。それだけに「声優の経験はほとんどなく戸惑いもありましたが、難しい部分も楽しめました」と充実の表情を見せていた。【取材・文/成田おり枝】

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