オスカー監督ベン・アフレックがデヴィッド・フィンチャー監督と現場でバトル!
ベン・アフレックが、主演作『Gone Girl(原題)』(全米10月3日公開)で、撮影方法を巡ってデヴィッド・フィンチャー監督にキレてしまったようだ。
ジェニファー・ロペスとの交際、そして破局を機に、それまで売れっ子俳優だったベンは長い間ハリウッドで辛酸をなめてきたが、ついに昨年、3作目となる監督作『アルゴ』(12)でアカデミー賞作品賞を受賞。アカデミー会員から嫌われているベンは、同賞の監督賞にはノミネートすらされなかったが、その実力が世界中の知るところとなっただけではなく、『Batman vs. Superman(原題)』(全米16年5月6日公開)でバットマン役に抜擢されるなど、俳優としても絶好調。
しかし、すべてを仕切れる監督としての手腕が身に着いた分、俳優としてほかの監督と仕事をする場合は少し厄介なことになってしまうようだ。
『ソーシャル・ネットワーク』(10)や『ドラゴン・タトゥーの女』(11)で知られるデヴィッド監督は、ディテールにこだわることもでも有名だが、『Gone Girl(原題)』でも納得するまで何テイクも俳優に撮り直しを要求したという。
「ベンの共演者のタイラー・ペリーも、『理想の夫婦のつくり方』(10)など監督、主演作が軒並み大ヒットし、2人とも監督経験がありますが、デヴィット監督のやり方を尊重していました。ベンが演じる容疑者と、タイラー演じる弁護士のやり取りで、デヴィッド監督は2人がどんな風に演じても満足しなかったんです。『もっと感情的に』と言ったかと思えば、『感情を抑えて』といった具合でしたが、2人は15テイクまでは我慢して演じていました。しかし、『念のためもうワンテイクだけ撮ろう』と言われて、ついにベンがキレてしまったんです」
「『僕が監督なら、このシーンの撮影時間でこの映画のすべての撮影を終わらせられる。いい加減、次に進んでくれませんか』と叫んでしまったんです。20分間、3人の監督たちは各々のトレーラーに引っ込んでしまい、かなり現場は緊迫した空気が流れていたようですが、最終的にデヴィッド監督が、『欲しいテイクが取れたので終わりです』と宣言したので、これ以上このシーンは撮らずに済みました。でも監督としては、自分に指図する俳優は二度と使いたくないでしょうね」と、関係者がナショナル・エンクワイラー紙に語っている。【NY在住/JUNKO】