スカーレット・ヨハンソン、慈善団体の宣伝より企業CMが大事?

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スカーレット・ヨハンソン、慈善団体の宣伝より企業CMが大事?

パレスチナ被占領区に工場を持つイスラエル企業SodastreamのCMに出演しているスカーレット・ヨハンソンに、政治的姿勢を問う批判が集まっている。

スカーレットは国際協力団体オックスファムの慈善大使としても活動しており、そのオックスファムが「パレスチナ被占領区でのイスラエル企業のビジネスは、現地在住のパレスチナ人の貧困を深刻化させている」としてSodastreamを非難したため、両者の広告塔を努めているスカーレットは板ばさみになった形になり、その去就が注目されていた。

そしてついに1月30日、スカーレットのスポークスパーソンが「彼女とオックスファムの見解の相違は大きい」として、スカーレットがオックスファムの慈善大使を降板することを発表した。だがこの決断がまた物議を醸しており、英紙メトロは「スカーレット・ヨハンソンは政治的信条ではなく金を選んだ」という記事を掲載し、彼女がオックスファムでなく、Sodastreamを選んだのは誤った判断だと書いた。英紙デイリー・メイル電子版のコメント欄にも「富と名声がどれほど人を変えるかといういい見本」「オックスファムの見解もわかるが、彼女はこれまで無償で同団体を助けてきたのだからもういいではないか」「彼女はこの決断を後悔するだろう」などのメッセージが寄せられている。

一方、スカーレットが出演しているSudastreamのCMは、スーパーボウルでの放送禁止処分が報じられていたが、一部をカットして放送されることが決まったようだ。【UK在住/ブレイディみかこ】

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