グウィネス・パルトローは金正恩?米誌ベテラン編集長の見解
米誌ヴァニティ・フェアのベテラン編集長、グレイドン・カーターが、「グウィネス・パルトローは金正恩のようだ」と記事の中で表現している。
ヴァニティ・フェア誌とグウィネス・パルトローの確執は広く知られており、昨年の秋に同誌が彼女に関する記事を掲載しようとしていたことに立腹したグウィネスが、「ヴァニティ・フェアからの接触を拒否して欲しい」というメールをセレブリティたちに送ったことは有名だ。しかし、グレイドン・カーターによれば、グウィネスは「今後一切、ヴァニティ・フェアとは関わりを持つな」とセレブたちに要求していたようで、その絶対的な指令は北朝鮮の指導者、金正恩を彷彿させたと語る。
「(グウィネスの)記事を準備するためにライターがパルトローの広報や友人に接触し始めると、グウィネスはあの悪名高きメールをショービズ界の友人たちに送った。彼女は、『ヴァニティ・フェア誌になにも喋るな』ということだけでなく、『二度と彼らと話をするな。関係を断て』と要求した。それはまるで金正恩のような徹底した要求だった」とカーターは同誌3月号に書いている。
グウィネスが怒った記事とは、彼女が不倫をしているというスクープ記事だったと言われていたが、カーターによればそれは無難なエッセイのようなものだったという。
「編集会議でグウィネスについての記事を読みたいと僕が言ったのが発端だった。すると他誌やウェブサイトが、僕たちはなにを書くのだろうといろいろ詮索し始めた。ライターに依頼したのは、グウィネスが嫌われる理由のようなものを考察するエッセイだった。なのに人々は衝撃の事実に満ちたスクープ記事だと言っていた。がっかりされるに違いないから、記事は見送りにした」とカーターは書いている。【UK在住/ブレイディみかこ】