フィリップ・シーモア・ホフマンが遺書で異例の要望!

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フィリップ・シーモア・ホフマンが遺書で異例の要望!

2月2日に他界したフィリップ・シーモア・ホフマンの遺書の内容が明らかにされ、その中に異例とも言える要望が含まれていたことがわかった。

10年前に作成されていた遺書の中で、フィリップは長男クーパーの養育について「これは私の要望であり指示ではないが、息子のクーパーは、ニューヨークのマンハッタンか、イリノイ州のシカゴ、またはカリフォルニア州のサンフランシスコで養育して欲しい。もしもこれらの地域に住めない場合には、最低でも年に2回は上記の街を訪ねて欲しい。息子がこれらの街の文化やアート、建築に触れることができるように」という要望を残していた。

「遺書にこのような条項が盛り込まれるのは異例ですし、法的な効力はありません。だからこそ彼は『これは要望であり指示ではない』と書いたのでしょう。心を打つ声明だと思います。息子の養育地として彼が選んだ都市にロサンゼルスが含まれていないのが印象深いと思います」とニューヨークの弁護士がピープル誌に語っており、フィリップは子どもをハリウッドでは育てたくなかったことが伺える。

遺産相続人には長年のパートナーだったミミ・オドネルを指名しており、息子クーパーのために信託基金を作るよう要求している。遺書が作成された04年には、フィリップとミミの子どもは当時1歳の長男クーパーだけだった。その後、彼らの間には2人の娘たちも生まれている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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