M.I.A.、スーパーボウルの中指立て騒動で賠償請求16億円!マドンナに「貸して」
12年にマドンナがスーパーボウルのハーフタイムショーでパフォーマンスを行った時、ゲスト出演したM.I.A.が、ライブTV中継中に中指を立てるポーズを取って騒ぎになったことがあったが、なんとあの一件で、彼女がNFL(全米アメフト協会)から1600万ドル(約16億円)の賠償を求めて提訴されていることがわかった。
NFLは、以前から契約違反に対する罰金として彼女に150万ドル(約1億5千万円)の支払いを要求していたが、今回の提訴では、それに約1500万ドルの損害賠償を加えて請求しているとHollywood Reporterが伝えている。NFLによれば、1500万ドルは「マドンナのパフォーマンス中に2分間登場することによって得た大衆への露出効果」に匹敵するものであり、「広告主があの時間帯に宣伝を流していたら支払っていただろう金額」に基づいているという。これを受け、M.I.A.は3月17日に「うーむ…。マドンナ、1600万ドル貸して」とツイートしている。しかしマドンナは、M.I.A.の中指立てについて、「とてもネガティブで子どもっぽい行動だった」と非難したことがある。
1億5千万人が視聴していたスーパーボウルのショーでM.I.A.が中指を突き立てて見せたパフォーマンスは、視聴者も関係者も唖然となり、NFLとテレビ局が正式に謝罪するなど大騒ぎに発展した。
M.I.A.のスポークスパーソンはNFLによる提訴は「いじめのよう」と主張し、「法的にも、現実的にも、論理的にも根拠のない数字」とコメントしている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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