世界が認めた歌声!松たか子は「神田沙也加ちゃんから刺激をもらった」と感謝
3月20日(木)、日本橋のCOLEDO室町2にグランドオープンしたTOHOシネマズ日本橋で、ディズニーアニメ最新作『アナと雪の女王』(公開中)の大ヒット記念イベントが開催。日本語吹替版キャストを務めた神田沙也加、松たか子、ピエール瀧と、日本版主題歌エンディングソングを歌うMay J.が登壇した。
何でも凍らせてしまう力を持つ姉エルサと、そんな姉を救おうとする妹アナとの愛を描いた本作。第86回アカデミー賞で主題歌賞・長編アニメーション映画賞をW受賞し、世界興収は10億ドルを突破。3月14日より公開された日本でも見事、初登場1位を獲得した。アナの声を担当した神田は「胸をなでおろすような気持ち」と安堵の表情。エルサの声を演じた松は「反響をたくさんいただいて、素敵な作品に巡り会えたと思っています」と笑顔を見せた。
それぞれが黄金のくす玉を割って、大ヒットを祝ったこの日。神田がくす玉を割ると、「生歌で監督が号泣」との文字が書かれた垂れ幕がお目見え。神田は、来日したクリス・パック監督とジェニファー・リー監督の目の前で歌声を披露する機会に恵まれ、神田の熱のこもった歌声に、リー監督は感激のあまり涙を浮かべたという。神田は「私の方が感動してしまった」とその瞬間を述懐。「一生忘れられない日になった」と目を輝かせていた。
ブロードウェイ女優のイディナ・メンゼルが歌う「Let It Go」の日本語吹替版にトライしたのが、松だ。松のくす玉の垂れ幕には「世界が認めた歌声」と書かれていたように、25か国バージョンある同曲のなかでも、松の歌声は世界的に高い評価を受けた。松は「イディナ・メンゼルのオリジナル版が完成されていたので、彼女の息づかいを感じながら、それに添えたら良いなと思ってやっていた」とコメント。「エルサはいつもひとりで頑張る女の子だけれど、アナといる時は、エルサもホッとした顔を見せる。沙也加ちゃんの雰囲気から刺激をもらって演じました」と神田から得るものも大きかった様子だ。
最後には、神田が「クラシカルな雰囲気と、最新鋭の技術、新しい感覚が詰まった映画。観客としてもいちファンになった」、松が「幅広く楽しんでいただけるシンプルな映画。氷や雪の映像も素晴らしく、愛情のこもったディズニー最新作です」とアピール。氷樽の鏡開きを行い、会場を盛り上げた。【取材・文/成田おり枝】