ファン投票は平成ライダーが760票差で勝利!藤岡弘、が「若者たちが未来を作る」と愛あふれる激励
前代未聞のライダー同士の対決を描いた『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』の初日舞台挨拶が3月29日に新宿バルト9で開催され、井上正大、半田健人、佐野岳、白石隼也、小林豊、志田友美、速水亮、菅田俊、板尾創路、藤岡弘、が登壇。本作では、“平成ライダーが勝つのか、昭和ライダーが勝つのか”、映画のエンディングをファン投票によって決着するという映画業界初の試みに挑戦。いよいよ公開初日のこの日、最終投票結果が発表された。
登壇者も結果を知らされていないとあって、一同が緊張の面持ち。投票数2,773,322票。平成ライダーが1,387,041票、昭和ライダーが1,386,281票を獲得。わずか760票差での平成ライダーの勝利が伝えられると、平成ライダーたちが「ありがとうございます!」と喜びを爆発させた。仮面ライダー鎧武・葛葉紡汰役の佐野は「素敵な先輩の胸を借りるつもりで臨んだ作品。どちらが勝っても素敵なドラマになっていました」と、先輩たちに敬意を表した。
海外から駆けつけ、舞台挨拶に途中参加となったのが初代仮面ライダー・本郷猛を演じた藤岡だ。結果を聞きつけるや、藤岡は「いやあ!良かったねえ!」と平成ライダーたちを激励。さらには、「平成に勝ってもらいたいと思っていた」と打ち明け、「若者たち、子供たちが平成が未来を作るんです。未来ある若者たちを、われわれ昭和ライダーたちが後押ししたい」と男気あふれる言葉で、会場の拍手を浴びていた。
劇中では、38年ぶりに“変身ポーズ”を披露した藤岡。「まさか38年経って、変身をやらせてもらえるとは。体中が震え、仮面ライダーにたずさわった多くのみんなを思い出しながら、心を込めて変身しました」と感激の面持ち。続けて「仮面ライダーは永遠です!」と宣言。「今や仮面ライダーは、世界の仮面ライダーであり、日本の誇り。ヒーローは存在しているんだということを伝えながら、どんどん続いていってほしい」と語り、藤岡の愛のこもった言葉に、会場も興奮している様子だった。
また半田は「皆さんの力で作れた映画。心地よい気持ちでいっぱい」、白石も「帰って来られて良かった」板尾も「自分は、『仮面ライダーなんだ!』と心に秘めながら、芸能生活を送っていきたい」とそれぞれに仮面ライダーへの思いを吐露。誇らしい表情を見せていた。【取材・文/成田おり枝】