アンドリュー・ガーフィールド「いじめの経験をスパイダーマン役に活かした」

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アンドリュー・ガーフィールド「いじめの経験をスパイダーマン役に活かした」

アンドリュー・ガーフィールドは、子どものころにいじめられた経験を『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのスパイダーマン役の演技に活かしているという。

「深刻な虐待を受けた経験はないけど、子どものころに一般的ないじめを受けたことはある。あまりハッピーじゃないために他人をいじめる子がいたんだよ。彼は僕をターゲットにした。僕は痩せていて、小心者だった。彼はそのことを知っていたんだ。だが本当におもしろいと思うのは、自分が受けた傷が、あとで自分の人生の宝にもなり得るということだよ。いじめられていたころは、『僕はもっとタフで厚かましい人間にならなければ』と思っていた。だが実際には、繊細で小心者だという自分の性格が、俳優というキャリアを得ることにつながったんだから」と英紙ガーディアンのインタビューで語っている。

アンドリューはいじめられていたころ、「スパイダーマン」シリーズのコミックを読むのが大好きだったそうで、それは現実を忘れさせてくれたという。「いじめられた経験がなかったら、僕はスパイダーマンとも出会ってなかっただろう。僕はコミックに夢中になったんだ。自分がスパイダーマンになって、いじめっ子をボコボコにやっつけることを夢想したものさ」と話している。

また、ユダヤ人の血を引くアンドリューは、スパイダーマンことピーター・パーカーもユダヤ人だったと確信しているそうで、「スパイダーマンはひどく神経質だ。ピーター・パーカーはシンプルな若者ではない。彼は神経を休めることができない。なにかを十分やったと思うことができず、いつも自分自身を疑っている。彼はユダヤ人だよ。典型的なユダヤ人の特徴だ。僕の父親がそうだし、僕もそれを受け継いでいる」と語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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