榮倉奈々、脱出に失敗した過去を告白。デビュー10年目の抱負は「適当に頑張ります!」

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榮倉奈々、脱出に失敗した過去を告白。デビュー10年目の抱負は「適当に頑張ります!」

榮倉奈々主演のラブ・コメディ『わたしのハワイの歩きかた』の初日舞台挨拶が6月14日に新宿バルト9で開催され、榮倉をはじめ、高梨臨、瀬戸康史、加瀬亮、前田弘二監督が登壇。榮倉は「新しいことだらけで、強烈だった」と笑顔でハワイでのロケを振り返った。

本作は、女性編集者の主人公・みのりが、毎日のイライラや葛藤から抜け出すため、取材を口実にハワイへ飛び立つ爽快ストーリー。自分の道を見つけていく、等身大の女性を演じた榮倉は、「みのりちゃんは、仲の良い友達の人生の一部をのぞいているような感覚になる主人公だった」と、演じた役柄に愛情たっぷり。高梨は「台本を読んだ時に、みのりと同じ等身大の女性が共感してくれるのかなと思ったんですが、男性のお客様が多いので。どう思ってくれたのか、すごく気になります」と会場を見渡し、キュートな笑顔を見せていた。

ハワイへ脱出を試みる主人公を演じた榮倉だが、「私も逃げ出したいと思う時もあるけれど、私は一人で脱出の旅に行った時に大失敗しているので。あまり良い脱出ではなかった」と告白。「みのりは、人と出会ってそこから生まれたものを拾っていけたから、新しい自分の道を見つけることができたんだと思う。すごくうらやましい」と自身の経験と照らし合わせた。

また、ストレスからの脱出法を聞かれると、榮倉は「この仕事を始めて、素敵な先輩に出会うことができた。相談をすると背中を押してくれる」とコメント。「辞めたり、新しい道を見つけることもひとつの手だけれど、続けていくことで見えるものもある。せっかくのご縁で始めたこと。なるべく続けて、助けてもらったりしながら、生きていきたい」と女優業への思いを明かした。今年で、女優デビュー10年目という節目の年を迎えたが、「出会いに感謝しています。適当に頑張ります!」とサッパリと語り、会場の笑いを誘っていた。【取材・文/成田おり枝】

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