宮崎あおい、映画『ソラニン』で歌とギターに初挑戦

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宮崎あおい、映画『ソラニン』で歌とギターに初挑戦

「篤姫」で“国民的女優”となった宮崎あおいが、人気コミックの映画化作品『ソラニン』に主演することが決まり、4/8に製作発表会見が開かれた。

原作は次世代作家・浅野いにおが描くリリカルな青春ラブストーリー。その独特の世界観から映像化が熱望されていた作品で、宮崎は、ヒロイン、井上芽衣子役で、歌とギターに初挑戦する。

会見では、共演の高良健吾と、三木孝浩監督が登壇。出席できなかった宮崎からは、ビデオメッセージが流された。

「今回、初めて歌とギターに挑戦します。まだまだ上手に弾けなかったり、歌えなかったりするのですが、芽衣子だったらどういうふうに歌うだろうと考えながら練習をしているので、撮影に入るのがすごく楽しみです」

宮崎は『少年メリケンサック』(09)で、「篤姫」とは180度違うハッチャケたコメディエンヌぶりを披露。近作も山岳測量プロジェクトを描く硬派な『劒岳 点の記』(6/20公開)で、現代劇の切ないラブストーリーへの出演は久しぶりとなる。

「若い子がとても多い現場だし、そういう現場は今までも数少ないので、キラキラした素敵な映画になればいいなと思ってます」と本作への意気込みを語った。

メガホンをとった三木孝浩監督は、PVを数多く手がけてきた音楽畑のクリエイターだが、「音楽がモチーフの物語だけど、音楽以外にも青春の焦燥感、高揚感を描いていきたい」と力を込めた。また、宮崎の相手役である高良健吾は、『ハゲタカ』『蟹工船』『南極料理人』など多くの話題作が待機中の注目株。高良も「出てくるキャラクターの生き方が、すごく気になった映画。僕も(今回演じる)種田に近づいていかなきゃと思ってます」とくれば、音楽と青春ラブストーリーの甘酸っぱい“融合”を期待したくなる。

タイトル「ソラニン」は芽衣子と種田の思いをつなぐ歌となっており、クライマックスでは宮崎がギターを弾きながら「ソラニン」を歌い上げるという。宮崎らの演技力に加え、彼女の美声とギターの調べがどれほど作品に深みを加えられるのか。今から楽しみな1作である。【MovieWalker/山崎伸子】

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