ペネロペ・クルスがハリウッドから干される?ガザ攻撃批判の波紋

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ペネロペ・クルスがハリウッドから干される?ガザ攻撃批判の波紋

ペネロペ・クルスが、夫のハビエル・バルデムやペドロ・アルモドバル監督らと連名でイスラエルのガザ攻撃を批判する手紙を発表した件で、ペネロペは今後ハリウッド映画に出演できなくなる可能性もあると英SKYニュースが伝えている。

ペネロペたちスペインの映画人は、イスラエルへの抗議状の中で、ガザ攻撃を「ジェノサイド」と呼んで非難したため、ハリウッド俳優のジョン・ヴォイトが激怒し、「ユダヤ人への反感を助長する」と自筆コラムで書いていた。こうした感情はハリウッド関係者の多くが共有しているようで、過去にペネロペを起用したある大物プロデューサーは、今後彼女とは一切仕事をしないと断言したという。

また、別のプロデューサーも、ペネロペとハビエルの夫婦に激怒しているそうで、夫妻を映画に起用するつもりはないと語っているという。現在のところ、公にコメントを発表しているのは『リミットレス』(11)や『白雪姫と鏡の女王』(12)などのプロデューサーを務めたライアン・カヴァノーで、彼は「ホロコースト生存者の孫として言わせてもらう。現地で起きていることを『ジェノサイドVS自己防衛』の構図で表現する者は、コメントする資格のない無知な人間であるか、または反ユダヤ思想の持ち主かのどちらかだ」とハリウッド・リポーター紙のサイトに語っている。

ライアン・カヴァノーは、今後ペネロペとハビエルを起用するかについては触れていないが、ハリウッド関係者がふたりの映画出演を躊躇する可能性は高い。「映画製作者たちが今後ペネロペやハビエルと仕事をする前に考えるのは、世界市場で彼らの政治的発言がどう影響するかということだろう。すべてはビジネスだ」と関係者は話している。【UK在住/ブレイディみかこ】

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