急死のロビン・ウィリアムズ、自殺の原因は2度の離婚と金銭問題?
現地時間の8月11日、ロサンゼルスの自宅で左手首を切りベルトで首を絞めて自殺を図ったロビン・ウィリアムズ。長い間アルコール依存症や薬物依存症に悩まされ、体内からは薬物が検出されているが、今後も映画4作品の公開が残っているうえに、コメディ・ミュージカル部門でゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞した『ミセス・ダウト』(93)の続編話も持ち上がっていた矢先の出来事だけに、各界に大きな衝撃をもたらすとともに、なぜ自殺しなければならなかったのかという疑問が残る。それについて、多くの関係者が金銭的な問題をあげている。
ロビンは過去に2度離婚をし、2人の元妻たちに支払う額は3000万ドル(約30億円)と言われている。ロビンは過去のインタビューで、「離婚はお金がかかる」と語り、12年にはナパ・バレーに所有する「笑顔の別荘」というニックネームの所有地を売りに出しているが、2990万ドルに値下げした現在も買い手が見つかっていない。
さらにロビンは、「ギャラが明確でかつ安定している(TVシリーズなどの)仕事はありがたい」と語っており、昨年は米CBSTVのコメディ「The Crazy Ones」に出演していた。しかし、滑りだしは好調だったものの、徐々に視聴率が下がったことから、今年5月に1シーズンで打ち切りが発表され、そのことが大変な衝撃を与えるとともに自尊心を傷付けてしまったようだ。
「撮影現場でひどく落ち込んでいる様子で、明らかにいつもとは表情が違いました。打ち切りが決まり、悲しそうな表情をしていました。リハビリにも行きましたが、すでに手遅れだったのかもしれません」と関係者がデイリー・メール紙に語っている。
また、別の関係者が「彼は『時には気が進まなくてもギャラが多い映画にも出演しなくてはいけないが、映画は演技の追求と興行成績が結びつかず難しい』と語り、『ミセス・ダウト』の続編にも乗り気ではありませんでした。映画自体に出演することもプレッシャーになっていたんです。でも彼には前妻たちへの支払いもあるうえに、妻も3人の子どもたちもいます。『お金のためにやるしかない』と言っていました」とRadaronline.comに語っており、相当思い悩んでいたようだ。【NY在住/JUNKO】