マット・デイモン、氷水の代わりにトイレの水をかぶる
ALS「アイス・バケツ・チャレンジ」の輪が世界中に広がるにつれ、変化球とも呼べるパフォーマンスを行うスターが増えてきたが、マット・デイモンは氷水の代わりに水洗トイレの便器の水をかぶり、発展途上国に清潔な水を提供することの重要性も訴えた。
マットは親友のベン・アフレックから指名を受けたが、24時間以内にチャレンジを受けなければならないというルールに従わず、その理由は水を無駄にする行為が流行していることに抵抗を感じたからだという。
「僕が問題を感じてしまうのは、カリフォルニアの干ばつのことだけではなく、僕がWater.orgというチャリティの共同設立者だからです。このチャリティは、地球上のすべての人々が清潔な水を手にすることができる世界を実現しようとしています。現在、世界では8億人の人々が清潔な水を手に入れることができない状況にあります。だから、清潔な水を頭からかぶるなどということは、僕には少しクレイジーに思えます」
「生活に必要な衛生環境を与えられていない人々が世界中に24億人います。僕たちは彼らに衛生施設を提供したいと思っています。だから、これらの目的を一つに結び付け、トイレの水をかぶったらいいんじゃないかと思いつきました」と説明しながら、マットは便器から水を汲んで氷が入ったバケツに入れ、「実際、西洋社会のトイレの水は、いくつかの発展途上国で提供されている水よりも清潔です」と話し、バケツを持って庭に出てそれを頭からかぶっている。
ちなみに、マットが指名したのは、ジョージ・クルーニーとU2のボノ、トム・ブレイディだった。【UK在住/ブレイディみかこ】
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