能年玲奈と登坂広臣、『ホットロード』大ヒット舞台挨拶で“親ばか”を告白
伝説的少女漫画を実写映画化した『ホットロード』の大ヒット御礼舞台挨拶が8月31日に丸の内ピカデリーで開催され、能年玲奈 、三代目J Soul Brothersの登坂広臣、三木孝浩監督が登壇。映画の大ヒットを受けて能年は、「見てくださる方がいるからこそ。本当に喜ばしいこと」と笑顔で感謝の気持ちを伝えた。
10代の痛いほど純粋で不器用な純愛と母娘の愛をみつめた本作。8月16日に公開されるや、週末興行ランキングで実写映画第1位となり、興収は早くも15億円を突破する大ヒットとなった。本作で演技初挑戦となった登坂は「皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と感無量の面持ち。登坂の謙虚な姿勢に、三木監督が「ずるいですよね。もうちょっとオラオラっていう感じでいてくれた方がいい。隙がなさすぎる」と突っ込むと、登坂は「教育なんでしょうね」と笑顔を見せていた。
原作は、別冊マーガレットにて、1986年から1987年にかけて連載された同名コミックだ。能年の母親はちょうどホットロード世代で、原作を読んでいたそう。主人公の和希役に決まったことを伝えると、「(お母さんは)すごくビックリしていましたね。『イメージ、全然違うなぁ』と言われた」と告白。「でも見てくれて、すごく良かったって言ってくれたので、安心しました。何度も劇場に足を運んでいるみたいで。親バカです」と照れ笑い。母親の感想を受けて、能年は「やったー!」と素直に喜びを表現したという。
また、登坂の両親も映画をすでに見たそうで、「良かったよって、めずらしくほめてくれました。親バカですね」とニッコリ。さらに、「両親が僕の演技を見るのは、幼稚園のお遊戯会以来じゃないかな」とコメント。お遊戯会では、「チョンマゲをつけて、“侍D”みたいな役だった」とのことで、今回、セリフの多い役を得たことに「ありがたいですね。セリフも増えました」と話し、会場を盛り上げていた。
三木監督は「今の若い子たちに伝わるのか心配な部分もあった」と不安な気持ちもあったことを明かし、「10代の子たちが、素直に共感してくれている感想を聞いて、このタイミングでこの映画を作って良かった」と、幅広く受け入れられたことに感慨深い表情を見せていた。【取材・文/成田おり枝】