「ファッション・ポリス」の毒舌評論家ジョアン・リバースの葬儀でヒュー・ジャックマンが熱唱!
現地時間の9月4日に、米E!テレビ「ファッション・ポリス」の辛口評論家としても知られるジョアン・リバースが81歳で急死した。8日ニューヨークのマンハッタンでジョアンの葬儀が行われ、ヒュー・ジャックマンがお得意の歌声で葬儀のクロージングを飾ったことが明らかになった。
ジョアンは先月28日に、ニューヨークのプライベートクリニックで声帯手術を受けている際に容体が急変し、心肺と呼吸が停止したため救急車でマウントサイナイ医科大学に運ばれた。しかし、その後は昏睡状態となり、一命をとりとめたとしても植物人間として生きることになるだろうと伝えられていたが、ついに帰らぬ人となった。
多くのセレブが眠るTemple Emanu-Elで朝の10時から行われたメモリアル・セレモニーには、故人を偲んで多数のセレブが集まった。元コメディアンでもあったジョアンの生前の希望により、娘のメリッサがブロードウェイのシンガーやヒュー・ジャックマンらに歌を依頼したという。
「60分にわたるセレモニーは、まるでブロードウェイの舞台を見ているような賑やかなものだったようだ。ブロードウェイの舞台で大盛況を博したヒューは、クロージングでお得意のナンバー『Quiet Please, There's a Lady on Stage』を熱唱し、スタンディングオベーションを受けたという」と米テレビ「エクストラ」が報じている。
歯に衣着せぬ物言いで知られるジョアンは、アカデミー賞やゴールデングローブ賞などのレッドカーペットの女優のファッションなどについてメッタ切りにし、敵も多かった一方で、ドレスのシワに配慮し、車に乗らず徒歩で会場入りしたケイト・ブランシェットなどを高く評価するなど、独特の視点をもつ評論家としても親しまれていた。「ファッション・ポリス」の共演者ケリー・オズボーンなどは大ショックを受けており、個性的なコメンテイターを失った今、同番組の存続などは未定だという。
また、クリニックの医師からは通常の声帯手術との認識から生命の危険性については知らされておらず、遺族が訴訟する可能性もあるそうだ。【NY在住/JUNKO】