妖艶かつ透明感あふれるルックスでブレイク寸前!20歳の新鋭女優が今注目のワケ
他人の記憶に入り込むという特殊能力を持った探偵ジョン(マーク・ストロング)が、難解な事件に挑むサスペンス・スリラー『記憶探偵と鍵のかかった少女』(9月27日公開)。人間の深い闇の部分が浮き彫りになっていくミステリアスな本作で、魅惑のヒロイン役を務める新鋭女優タイッサ・ファーミガが、今ハリウッドで注目を集めている。
タイッサが演じるのは、高いIQを持ちながらも、繊細過ぎる心を持ち、自室に閉じこもり絶食している大富豪の娘アナ。両親は記憶探偵であるジョンに娘の絶食の原因を探ってもらおうと依頼するが、記憶を探るうちに家族からの虐待やクラスメイトの殺人未遂など、次々と思いもよらない過去が浮かび上がってきてしまう。
可憐な少女に隠された真実や苦悩が明るみになっていくなかで、タイッサはあどけない表情をしたかと思うと不意に大人びた雰囲気を醸し出す美少女アナを好演。16歳という、少女と大人の女性との狭間で揺れるヒロイン像を見事に体現しており、その独特の透明感が宿るルックスとリアルな演技力に、誰もがきっと惑わされてしまうはず。
ウクライナ出身の両親から生まれたタイッサは7人兄弟の末っ子で、『マイレージ、マイライフ』(09)でアカデミー賞にノミネートされた演技派女優ヴェラ・ファーミガを姉に持つ(21歳の年の差!)。当初タイッサは演技には全く興味がなかったそうだが、ヴェラが妹の女優としての才能を見抜き、ヴェラ自身による監督&主演作『ハイヤー・グラウンド』(11・日本未公開)で女優デビューを果たした。その後も、キルスティン・ダンストやスカーレット・ヨハンソンなどを見出したソフィア・コッポラ監督の『ブリングリング』(13)に出演、人気海外ドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズに起用されるなど、着々と活躍の場を広げているのだ。
今後の日本でのブレイクが大いに期待されるタイッサ・ファーミガ。まずは『記憶探偵と鍵のかかった少女』で彼女の魅力に触れてみてはいかがだろう?【トライワークス】